国内

意外に知らない「お受験」の今 コネなし、ひとり親でもチャンスはある

コロナ禍でもお受験人口は増えている。

コロナ禍でもお受験人口は増えている

“お受験”と言われる小学校受験は、多くの家庭にとって「興味はあるけれど縁遠い世界」という感覚だろう。だが、コロナ禍にもかかわらず今年も小学校受験人口は増えているという。そこで、お受験の基本情報と最新動向について、安田教育研究所の安田理氏に解説してもらった。

 * * *
 私は毎年2月ないし3月に小学校受験の模試会場で保護者に講演している。当然私立小学校の校長、幼児教室の先生との交流も生まれる。そういう意味では、お受験の世界に多少関わっていると言える。だが、メインの仕事ではないので、この稿を書くにあたっては小学校受験新聞、富士チャイルドアカデミーなどにも協力を仰いだ。

出願者数ベスト10 人気はやはりエスカレーター校

 最新の中学入試なら2021年度入試であるが、小学校の場合は2020年度であり、ここからして違う。なぜなら小学校の入試は10月、11月に行われるからである。

 まず2020年度入試で出願者数が多かったベスト10を上げてみよう。

慶應横浜初等部

慶應義塾横浜初等部

・慶應義塾幼稚舎(共学)
・慶應義塾横浜初等部(共学)
・早稲田実業初等部(共学)
・成蹊小学校(共学)
・洗足学園小学校(共学)
・桐朋学園小学校(共学)
・東洋英和女学院小学部(女子)
・西武学園文理小学校(共学)
・暁星小学校(男子)
・昭和女子大学附属昭和小学校(女子)

 洗足学園小学校のように中高は女子校でも小学校は共学というケースが多数あるのも小学校の特徴だ。晃華学園小学校、聖ドミニコ学園小学校、星美学園小学校、トキワ松学園小学校、鎌倉女子大学初等部、カリタス小学校、相模女子大学小学部、清泉小学校、捜真小学校などもそうである。

洗足学園小学校の入学式風景

洗足学園小学校の入学式風景

 ベスト10を見る限りは、慶應義塾2校、早稲田実業、成蹊、昭和女子大と大学まで続いているエスカレーター校の人気が高いことがわかる。

関連記事

トピックス

国民民主党の玉木雄一郎代表、不倫密会が報じられた元グラビアアイドル(時事通信フォト・Instagramより)
《私生活の面は大丈夫なのか》玉木雄一郎氏、不倫密会の元グラビアアイドルがひっそりと活動再開 地元香川では“彼女がまた動き出した”と話題に
女性セブン
バラエティ番組「ぽかぽか」に出演した益若つばさ(写真は2013年)
「こんな顔だった?」益若つばさ(40)が“人生最大のイメチェン”でネット騒然…元夫・梅しゃんが明かしていた息子との絶妙な距離感
NEWSポストセブン
前伊藤市議が語る”最悪の結末”とは──
《伊東市長・学歴詐称問題》「登場人物がズレている」市議選立候補者が明かした伊東市情勢と“最悪シナリオ”「伊東市が迷宮入りする可能性も」
NEWSポストセブン
日本維新の会・西田薫衆院議員に持ち上がった収支報告書「虚偽記載」疑惑(時事通信フォト)
《追及スクープ》日本維新の会・西田薫衆院議員の収支報告書「虚偽記載」疑惑で“隠蔽工作”の新証言 支援者のもとに現金入りの封筒を持って現われ「持っておいてください」
週刊ポスト
ヴィクトリア皇太子と夫のダニエル王子を招かれた天皇皇后両陛下(2025年10月14日、時事通信フォト)
「同じシルバーのお召し物が素敵」皇后雅子さま、夕食会ファッションは“クール”で洗練されたセットアップコーデ
NEWSポストセブン
高校時代の青木被告(集合写真)
【長野立てこもり殺人事件判決】「絞首刑になるのは長く辛く苦しいので、そういう死に方は嫌だ」死刑を言い渡された犯人が逮捕前に語っていた極刑への思い
NEWSポストセブン
米倉涼子を追い詰めたのはだれか(時事通信フォト)
《米倉涼子マトリガサ入れ報道の深層》ダンサー恋人だけではない「モラハラ疑惑」「覚醒剤で逮捕」「隠し子」…男性のトラブルに巻き込まれるパターンが多いその人生
週刊ポスト
問題は小川晶・市長に政治家としての資質が問われていること(時事通信フォト)
「ズバリ、彼女の魅力は顔だよ」前橋市・小川晶市長、“ラブホ通い”発覚後も熱烈支援者からは擁護の声、支援団体幹部「彼女を信じているよ」
週刊ポスト
ソフトバンクの佐藤直樹(時事通信フォト)
【独自】ソフトバンクドラ1佐藤直樹が婚約者への顔面殴打で警察沙汰 女性は「殺されるかと思った」リーグ優勝に貢献した“鷹のスピードスター”が男女トラブル 双方被害届の泥沼
NEWSポストセブン
出廷した水原一平被告(共同通信フォト)
《水原一平を待ち続ける》最愛の妻・Aさんが“引っ越し”、夫婦で住んでいた「プール付きマンション」を解約…「一平さんしか家族がいない」明かされていた一途な思い
NEWSポストセブン
公務に臨まれるたびに、そのファッションが注目を集める秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
「スタイリストはいないの?」秋篠宮家・佳子さまがお召しになった“クッキリ服”に賛否、世界各地のSNSやウェブサイトで反響広まる
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン