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2021.04.29 10:00  NEWSポストセブン

上野のストリップ摘発 観客が語る捜査員の許せないひと言

 
Aさんは踊り子たちに敬意を持って接し、応援してきた

Aさんは踊り子たちに敬意を持って接し、応援してきた

 聴取を終えたAさんには、捜査員からかけられた言葉でどうしても許せないひと言があったという。

「劇場の出口付近にいた50代くらいのリーダーらしき捜査員が吐き捨てるように、『ストリップは本意ではない女性たちが仕方なく裸を見せているものだから、これからは控えるように』と言ったんです。私はその時、『踊り子たちは誇りを持ってやってるのに、バカにするな』と怒りが込み上げましたが、グッと堪えて立ち去りました」

 ストリップ劇場と摘発の歴史は古い。アダルトメディアに詳しいライターの安田理央氏が語る。

「1983年には大阪の老舗劇場、十三ミュージックでポルノ女優の愛染恭子が逮捕されて話題になりました。その後も摘発は続き、1990年代から2000年代まで毎年どこかの劇場が摘発されていましたが、なぜか2013年から今年まではピタッと止んだんです。それがコロナ禍にもかかわらず摘発が再開されたので、全国の劇場関係者は戦々恐々としているようです」

 昭和の最盛期には全国で400以上あったとされるストリップ劇場も、いまや19劇場となった。広島県で唯一残っていた「広島第一劇場」も今年5月に閉館すると発表された。昭和のストリップ劇場の灯火が消える瞬間が、刻一刻と近づいているのかもしれない。

■取材・文/河合桃子

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