●医療現場の最前線で1日最大2500件をさばく
『自動PCR検査ロボットシステム』
【川崎重工業/藤田医科大学】
医療現場の最前線で1日最大2500件をさばく『自動PCR検査ロボットシステム』(川崎重工業/藤田医科大学)
川崎重工業が開発した国内初の自動PCR検査ロボットシステムが、愛知の藤田医科大学で稼働している。検体の採取までは人の手で行なうが、検体をコンテナ内に投入した後は、アーム型ロボットが自動で検査を行なう。結果が出るまでの時間は最短約80分で、1日最大2500件の検査が可能。採取された検体の状態に個体差があっても、対応できるよう工夫されている。4月からは京都大学医学部附属病院でも稼働を開始し、全国での活躍が期待される。
【1】検査は複数の工程に分かれ、全13台のアーム型ロボットが稼働
【2】検査工程の安全性を確保するため、遠隔でモニタリングを行なう
遠隔でモニタリング
【3】藤田医科大学の敷地内に設置された自動PCR検査ロボットのコンテナ全景。移動が容易で設置場所を選ばないのが利点
藤田医科大学の敷地内に設置された自動PCR検査ロボットのコンテナ全景
【4】検体が入った容器をコンテナ内に投入すると、ロボットが自動で容器を開栓する
ロボットが自動で容器を開栓