●2本のアームが麺を持ち上げ、茹で、洗い、締める
『駅そばロボット』
【JR東日本スタートアップ/JR東日本クロスステーション/コネクテッドロボティクス】
2本のアームが麺を持ち上げ、茹で、洗い、締める『駅そばロボット』(JR東日本スタートアップ/JR東日本クロスステーション/コネクテッドロボティクス)
千葉の海浜幕張駅改札横のそば店「そばいち」で3月より稼働している。券売機と連動し、注文に応じて2本のロボットアームがそばを調理する。1時間あたり150杯調理でき、従業員1人分の省力化が可能。人手不足解消に加え、全自動調理による安定した美味しさ、コロナ下における非接触化などメリットも多い。JR東日本の駅そば店を中心に2026年までに30店で導入を目指すほか、今後はラーメンなど応用開発も進める。導入コストは設置費20万円(税別)のほか月額25万円(税別)~。
盛り付けと提供は店員が行なう
券売機とロボットを連動させた
ロボットの制御盤。全自動化されているが、調理数の調整などもできる
撮影/太田真三、中庭愉生 取材・文/戸田梨恵、上野裕子
※週刊ポスト2021年5月21日号