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コロナ新規感染者数 東京で木曜、大阪・福岡で土曜に多い理由は

コロナ感染者数に“曜日ごとの偏り”が生じるのはなぜ?(イメージ)

コロナ感染者数に“曜日ごとの偏り”が生じるのはなぜ?(イメージ)

 感染者数と曜日の関係について、素朴な疑問を解き明かしていく。

●「月曜日」の新規感染者が少ないのはなぜか

 医学博士で防災・危機管理アドバイザーの古本尚樹氏が語る。

「医療機関や保健所は基本的に土日は休診日で、検査自体が少なくなると思われます。その結果、週明けは届出数が少なくなっていると見られます」

 各自治体の担当者もほぼ同様の見解を示した。

●東京都で「木曜日」に感染者数が多いのはなぜか

 東京都では「木曜日」に週のピークが訪れることが多いのが特徴だ。過去最多の新規感染者数(2447人)を記録した1月7日のほか、1~2月は大半の週で木曜日が最も多かった。東京都では、前日朝9時から当日朝9時までの24時間の発生届を取りまとめ、15時に公表している。

「体調の悪い人が週末は自宅で待機して週明けの月曜日や火曜日に検査を受けるケースが多い。その結果が反映されるのが木曜日ということではないでしょうか」(東京都の担当者)

●大阪、福岡で「土曜日」に最多を記録したのはなぜか

 大阪府では5月1日、1日あたりの感染者数が過去最多(1262人)を記録した。兵庫県では4月24日(629人)、福岡県では5月8日(519人)にそれぞれ県内の過去最多(当時)を更新している。これらは、いずれも「土曜日」だった。福岡県の担当者は次のように推測する。

「福岡県ではこれまでも土曜日に過去最多を更新することが多かったです。土日は保健所や医療機関が休みになってしまうため、木曜日や金曜日に検査に駆け込む人が多いのではないかと考えられます」

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