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万馬券を当てた作家「3連単はJRAきっての優秀な営業マン」を実感

作家・須藤靖貴氏が気づいた3連単の新たな魅力とは(イメージ)

万馬券を当てた作家・須藤靖貴氏が3連単の新たな魅力に気づく(イメージ)

 誰もが夢見るものの、なかなか現実にならない“夢の馬券生活”。「JRA重賞年鑑」で毎年執筆し、競馬を題材とした作品も発表している作家・須藤靖貴氏は、ついに3連単で万馬券を当てた。そして、新たに馬券を買うにあたって気づいた3連単馬券の魅力についてお届けする。

 * * *
 初めての3連単5頭ボックス的中。払い戻しは2万ちょっと。目標の10万円超えにはおよばないものの、大型連敗で一生当たらないと目線も下がっていたから心底ホッとした。

 連載の回も重なり、そろそろ反省を含めた総括を、とも思った。だが今こそ上がり目じゃないか。「プレー中にやってはいけないこと。それは反省だ」とはアメフトの某ヘッドコーチの言葉。3連単ボックスの扉が開いたのだ。勝負勝負!

 東京6Rの未勝利戦。芝2000メートル、14頭立て。力勝負となる府中の芝である。検討の結果、これだろうという馬が4頭。強気になって4頭ボックス(6)(8)(9)(12)で24点買い。決着は(12)(6)(8)! 1人、2人、4人の順だ。5番人気だった(8)は直前に人気を上げた。払い戻しは3430円。とにかくプラス収支である。5頭ボックスにしなくて良かった。

 ちなみに3連単ボックスの買い目は重要だ。4頭24点、5頭60点、6頭120点。5頭と6頭の差はグンと広がるものの、4頭と5頭の比較ならば「3600円差だろ。5頭にしとくか。外した1頭が入ったら悔しいし」という気になる。「3連単はJRAきっての優秀な営業マン」だそう。このへんが巧みだ。「良い商品があります。的中保障付きです。16頭ボックス3360点。少々値は張りますが、高配当も期待できますよ」とか(笑)。

 さらに同日の芝1800メートルの特別戦。10頭立てと少頭数だが人気薄の喰いこみを狙って(4)(6)(7)(9)(10)の5頭ボックスだ。1番人気は(10)(鞍上は田辺)。出遅れたものの直線で猛然と追いこんできた。前で競り合う(2)と(7)と(9)。2番人気の(2)が食いこむとパーだ。田辺がんばれ! 果たして、(10)(9)(7)! 1人、4人、3人の順。よくぞ(2)を弾いてくれた。でもなにもまとめて抜き去らなくても。払い戻しは5370円。(9)がアタマだったら……。

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