「いつまで経っても変わらない」その秘訣とは? そこには長年の経験に基づいた自分なりの健康法があったのだ──。昨年、36年にわたる生放送のキャスター生活を終えた安藤優子(62才)。昼夜問わず、国内外を飛び回るハードな日々を支えた食事法とトレーニングは、20年以上続いている。
「私、放っておくとどんどん太る体質なんです。だから、“どうしたら太るのか”を自分なりに長年探り続け、グルテン(小麦粉に含まれるたんぱく質)と炭酸が私の体には合わないという結論に至りました。パンが好きなのですが、夜に食べすぎると翌朝、胃がもたれるんです」(安藤・以下同)
試行錯誤の末、たどりついたベストな食事術が、朝は固形物を摂らず、昼は制限なし。そして、夜は軽めにし、炭水化物と炭酸は口にしないというバランスだ。
「私にとって朝はデトックスの時間。周囲が『悪魔の飲み物』と呼ぶ特製ドリンクを飲んで午前中を過ごします。その代わり、昼は何を食べてもOKにしています。
夜は、先に挙げたNG食品以外、特に制限は設けていませんが、野菜は多めに摂ります。あっさりしたものが好きなので、家では和食を作ることが多いですね」
ストレス解消法は料理。どんなに忙しくてもキッチンに立ってきた。
「家に帰り、仕事の興奮状態を鎮めるための手段が料理だったんです。それに、食は自分の体の声を聞くためのものだから、そのとき体が欲しているものを食べるのが、健康にもダイエットにもいいと思うんです。外食が2、3日続くと、体調も悪くなります」
運動は、週3回のウオーキングと、週2回のコアトレ(体幹トレーニング)&筋トレの3強。なかなかハードだ。
「40代に入り、食生活は変わらないのに突然太り始めたんです。仕事も忙しかったし、どこかで、私は太らないと過信していたんでしょうね。原因は運動不足だということで、トレーナーのもと3種のトレーニングを始め、半年かけて体重を落としました」