阪神・佐藤輝明(時事通信フォト)
あれから57年、安藤氏は、関西のチームが再び雌雄を決する日を心待ちにしている。
「あの時と同じ東京五輪イヤーということに奇妙な縁を感じます。甲子園と京セラドームは阪神なんば線でつながるから、今度の名称は『なんば線シリーズ』になるんちゃいますか(笑い)」(安藤氏)
関西決戦が大きな経済効果を生むことを期待する声もある。関西大学の宮本勝浩名誉教授が指摘する。
「関西地域における阪神優勝の経済効果は、620億7050万円と試算します。コロナの影響で過去の阪神優勝より少ないものの、コロナで落ち込んだ地域経済には大きなインパクトを与えるでしょう。
オリックスと阪神の関西対決はローカル日本シリーズになりますが、実現すれば関西圏の経済効果はさらにアップするはずです」
コロナで鬱屈とした思いを抱える関西を阪神とオリックスが明るく照らすかもしれない?
※週刊ポスト2021年7月16・23日号