滝川クリステルと長男とが一緒にヨガを楽しむ様子(写真は滝川のインスタグラムより)
一方で、進次郎氏の首相への道はどんどん遠ざかる
もっとも、「一連の騒動の責任の一端は夫の小泉進次郎氏にある」という指摘もある。ジェンダー問題に詳しいフリー記者はいう。
「今回、滝クリが車内に1歳の子供を放置したのは問題外ですが、育児を妻に任せきりにしている夫にも責任はあります。進次郎氏は昨年、長男出産に際して育休を取得して大きな話題になりました。大臣が産休を取るのは史上初だったので、概ね好意的に受け止められましたが、その日数がわずか2週間あまりだったので、『たったそれだけ』『イクメンアピールか』と、少なからぬ批判が寄せられました。
育休取得後、進次郎氏は『(育休は)全然休みなんかじゃない』と、殊勝な感想を述べましたが、滝クリのインスタを見る限り、日中の育児はほとんど彼女がやっているようです。彼に本当に求められていたのは、育休を取ることではなく、育休後も家事、子育てをきちんと分担することだったはず。妻にばかり家事や子育ての負担が増えたことが、度重なる炎上騒動を招いたとも考えられます」
小泉純一郎元首相の息子である進次郎氏は「自民党のプリンス」と呼ばれ、将来の首相とも言われている。しかし結婚と前後して、それまでは盤石のように見えた彼の評価が徐々に揺るぎ始めている。フリーのジャーナリストはいう。
「一時期は次の首相候補と持ち上げられ、本人も『ネクストバッターズサークル』と口を滑らせるほどでしたが、国連本部で開催された環境会議での“セクシー発言”や内容の無い“ポエム発言”ですっかり株を下げ、つい先日も、温室効果ガス46%削減について、『46という数字がおぼろげながら浮かんできた』と、発言。関係者の評価はガタ落ちです。
進次郎氏の父である小泉純一郎元首相は『古い自民党をぶっ壊す』と言って支持を集めましたが、進次郎氏も、『妻を選挙には関わらせない』と発言し、“古い政治家と妻”の形をぶっ壊す道を目指しました。滝クリの自由な振る舞いは、その印象を植え付ける絶好の材料で、“自由にさせるのも計算のうち”ということだったのでしょう。
しかし本人は軽はずみな発言を繰り返して評価を落とし、妻も炎上続きという状況では、首相など夢のまた夢。抜群の知名度と父親の地盤があるので、選挙で落ちる可能性はほぼゼロですが、そろそろ軌道修正しないと、党内でどんどん肩身は狭くなりそうです」(ジャーナリスト)
滝クリと言えば、五輪招致活動の“オ・モ・テ・ナ・シ”が有名だが、そろそろ夫婦関係やインスタの“ミ・ナ・オ・シ”が必要なのかもしれない。
美容室の床に、犬といっしょに寝ころぶ息子(写真は滝川のインスタグラムより)
評価がガタ落ちの小泉進次郎氏(時事通信フォト)