小泉進次郎一覧

【小泉進次郎】に関するニュースを集めたページです。

小泉進次郎氏を平野貞夫氏はどう見るか(写真/共同通信社)
平野貞夫氏から小泉進次郎氏へ「パフォーマンス政治の不十分さを学んでほしい」
 国内外で問題山積の日本の政界。しかし岸田政権や現役政治家たちの足取りは重い。政界の先達として、参院財政金融院長などを務めた平野貞夫氏(86)が小泉進次郎氏に向け提言する。 * * * 小泉進次郎は初当選以来、将来の総理候補だと持ち上げられて順調にキャリアを磨いてきました。しかし、先の総裁選で非主流派の河野太郎候補を推したことをきっかけに非主流派のポジションになり、精彩を欠いている。 とはいえ、政治家は山や谷、浮き沈みがあるのは当然。こういう時期に何を考え、何を学ぶかが大切です。 進次郎さんと私はほとんど接点がありませんが、実は、一つ因縁がある。 2019年の年明け、日米財界人会議の議長を務められた槇原稔・元三菱商事会長に呼ばれ、「小泉進次郎を立派な保守政治家として育てたい」という話をされたのです。アメリカの知識人の親友から、日本の若手の保守系政治家が育っていないと言われ、進次郎さんにアメリカの本当の保守スピリッツを伝授し、育ててほしいと頼まれたということでした。進次郎さんがアメリカの大学に留学し、シンクタンクで働いていた時、その知識人がお世話をしたらしい。 私は参院議員を引退するとき、後藤田正晴さんから辞めるなと言われたんです。「小泉純一郎が一番嫌いな政治家が平野だからだ」と。そんな覚えはなかったんですが。だから槇原さんに、父親に一番嫌われている私でよいのかと聞いたのですが、ぜひやってくれと。 それで小沢一郎さんが会長を務めているジョン万次郎の会(財団法人ジョン万次郎ホイットフィールド記念国際草の根交流センター)でアメリカの草の根民主主義を学んでもらうのはどうかと考えたんです。党利党略ではない、本当のデモクラシーを学んでもらえるのではないか、と。 副会長だった与謝野馨さんが2017年に亡くなり、空席になっていたから、槇原さんに関連書籍を託して進次郎さんの副会長就任を打診していただくことになった。そういう中で槇原さんがお亡くなりになり(2020年12月)、進次郎さんに打診がいったかどうかわかりません。 ただ、そうしたご縁もあり、進次郎さんにはこの雌伏の時期に広くて深いアメリカのものの考え方を学んでいただきたい。 日本の政界にはアメリカ流のパフォーマンス政治は広まりました。進次郎さんが得意とするものです。が、それだけでは不十分であることを気づく段階に来ている。パフォーマンスとは良いところを見せるものですが、良くない部分を自ら見つけ、それを自ら改めていく。そうしたことを学んでほしいというのが、正に槇原さんが進次郎さんに求めていたことなのではないでしょうか。【プロフィール】平野貞夫(ひらの・さだお)/1935年生まれ。衆議院事務局で議長秘書や委員部長を務め、1992年に初当選。参院財政金融委員長などを務めた。土佐南学会代表取締役。※週刊ポスト2022年5月6・13日号
2022.05.02 07:00
週刊ポスト
「ホテルの客室からアメニティ撤去」で怒りの矛先向かう小泉進次郎氏のとばっちり
「ホテルの客室からアメニティ撤去」で怒りの矛先向かう小泉進次郎氏のとばっちり
「うちのホテルはすでにお客様にフロントで歯ブラシやカミソリを持っていってもらう方式にしましたが、『部屋に歯ブラシがない!』『高いお金を払っているのに、ホテルのサービスがなっていない』とお客様から怒りの声が届いています……」【写真】とても便利なのに消えていく運命なのか… 綺麗に整理されたホテルのアメニティ こう嘆きの声を上げるのは、都内のあるホテルの従業員だ。コロナ禍で苦境に喘いでいるホテル業界をさらに悩ませているのが、2022年4月から施行される「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(通称:プラスチック資源循環促進法)」だ。 環境省のホームページによると、海洋プラスチックなどによる環境汚染が世界的問題になっているなか、日本は1人当たりの容器包装廃棄量が世界で2番目に多いという。そこで政府はプラスチック製品の「3R」(リデュース、リユース、リサイクル)を促進し、環境に配慮したバイオマスプラスチックなどの使用を増やすために、「プラスチック資源循環戦略」を策定した。 この戦略を受けて成立した「プラスチック資源循環促進法」は、飲食店や宿泊業などに対して、消費者に無償で提供するプラスチック製品12種類を減らすことが定められている。ホテル業界で対象になるのはヘアブラシ、くし、カミソリ、シャワーキャップ、歯ブラシの5品目だ。 そのため、4月からは冒頭のホテルのように多くのホテルがアメニティを客室に置かず、宿泊者にフロントなどで必要な分だけ取ってもらう方式に切り替えることが予想される。「アパホテル」を運営するアパグループは「アメニティは今まで通り客室に設置いたしますが、4月以降は、各アメニティの製造在庫が終了するタイミングで、バイオマスや再生プラスチックなどの原料に改良したものに順次切り替えていきます」(広報課)と、宿泊者に不満を感じさせないようにアメニティ自体を改良するようだが、こうした取り組みは一部の大手に限られるだろう。 ホテル業界もどう対応すべきか苦慮しているようだ。某ビジネスホテルチェーンの関係者が語る。「環境省のホームページを見ても具体的にどれだけの量を減らせばいいかといったことが書かれておらず、罰則も規定されていない“努力目標”なので、どう対応したらいいか苦慮しています。もちろん環境保護やプラスチック削減には賛同しており、減らすためのアクションも考えているが、現状はライバル社の対応を見てから決める予定です」「進次郎氏の置き土産」ツイートが話題に 2020年7月から始まった「レジ袋有料化」の前例があるだけに、消費者からも効果を疑問視する声が上がっている。SNS上では〈ほんと無意味〉〈手間が増えただけ〉と批判が相次ぐ。当然、矛先は法案を成立させた政治家に向くことに。同法は2021年6月に成立していて、当時の環境大臣は小泉進次郎氏だ。 進次郎氏への不満はSNS上で話題になり、〈進次郎が環境大臣やった時の置き土産で4月から全国のホテルは客室に歯ブラシ等のアメニティを置くことが出来なくなります(リサイクル製品以外)〉というツイートは約4万件のリツイートを呼んでいる。 こうした批判の声が出ていることについて、環境省はどう考えているのか。見解を聞いた。「極論として伝わってしまっている面もあるかと思いますが、ホテルの部屋にアメニティが置けなくなるというものではなく、事業者ごとにプラスチック資源の使用削減のための目標値を自ら設定していただくという法律です。 取り組みが見られなかったり、著しく不十分であると認められる場合は、勧告や命令が課される場合がありますが、いきなり課すことは想定しておらず、事業者に “どうなっていますか”とヒアリングから始めることになると思います。なお、今回の法案は『レジ袋有料化』と同様に原田義昭大臣の頃に発案されたもので、小泉進次郎氏の発案ではございません」(環境省リサイクル推進室) 進次郎氏にはとんだとばっちりだった。
2022.03.19 15:15
マネーポストWEB
【動画】「セクシー!」小泉進次郎氏「迷惑系」に神対応の現場
【動画】「セクシー!」小泉進次郎氏「迷惑系」に神対応の現場
 迷惑系として有名なネット動画配信者への小泉進次郎前環境相の対応が「神対応」と話題です。この日、JR武蔵浦和駅前での応援演説に駆け付けていた小泉氏。配信者はインターネットでライブ配信し、小泉氏との接触を図りました。 演説後に駅で待つ小泉氏に「ビニール袋減らせよ」などと言いながら、近付いていった配信者。小泉氏にビニール袋を手渡すと今度は、同じ電車に乗り込みました。もう1枚ビニール袋を受け取ってもらうと、満足した様子の配信者。小泉氏とグータッチをかわすと「応援してます。さよなら。セクシー!」と電車を降り、小泉氏を見送りました。
2021.10.30 07:00
NEWSポストセブン
進次郎元環境大臣
「セクシー!」小泉進次郎氏「迷惑系」に神対応 執拗なレジ袋イジリ
「迷惑系」として有名なネット動画配信者が10月26日、小泉進次郎前環境相に“凸した”模様を配信した。スタッフに制止されながらも、駅のホームで電車を待っていた小泉氏に「もう環境大臣じゃないから無理ってこと? 持ってきた、これ」とレジ袋を差し出した。小泉氏がレジ袋を受け取っても配信者はつきまといを止めず、「(レジ袋削減は)具体的に減らないじゃないですか」などと訴えながら、小泉氏と同じ電車の車両に乗り込んだ。小泉氏にレジ袋をもう1枚受け取ってもらった配信者は、ようやく満足したようだ。小泉氏とグータッチを交わしてから電車を降りて、「応援してます。さよなら。セクシー!」と彼を見送った。 ネット上では〈めっちゃ優しい〉〈神対応〉〈好感度が上がった〉という声の一方で、〈こんなやつに絡まれて大変〉と小泉氏に同情する声も。配信前提で動画を撮られている以上、どんな相手でもなかなか無下にはできない苦労があるのだろう いまや迷惑系配信者にまでレジ袋有料化がネタにされている小泉氏。この施策が何かと話題に上りがちな理由は、やはりプラスチックごみ削減においてどれほど効果があるのか疑問が残る点にある。そもそも国内で使用されるプラスチック全体のうちレジ袋は数%に過ぎないのだ。 小泉氏自身も「(プラスチックごみ削減には)たいしてつながらないです」と認めている。昨年8月、「NEWSポストセブン」で行われた元衆議院議員でタレントの杉村太蔵氏(42)との対談の中で、小泉氏は同施策への考えをこう説明していた。「推奨している大臣が『たいしてつながらないです』というコメントをすると、『えっ!?』と思われるかもしれませんが、レジ袋有料化の目的は量ではないんです。900万トンあるプラスチックゴミのうち、レジ袋が占める割合は2~3%程度です。もともと、レジ袋を使わなくなったとしても、削減できるプラスチックゴミの量は微々たるものだということをわかった上で始まっているんです」「目的が違うんです。目的は、レジ袋有料化をきっかけに、世界的な課題になっているプラスチックに問題意識を持ってもらうこと。杉村さんも『有料化して何の意味があるんだろう?』と疑問を持たれた時点でプラスチックゴミのことを考えているとも言えますよね」 なお、杉村氏は10月14日に放送された『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)の中で、「そういうことをお上に言われるとカチンとくる。啓蒙でこんなに不便な思いをしているのか、という声もある」と小泉氏を批判している。 しかし、レジ袋有料化は全く無意味だとも言い切れないようだ。有料化から1年が経ち、今年7月に日本トレンドリサーチが発表したアンケート結果によると、全国の男女2000名のうち「レジ袋有料化は成功だった」と回答したのが38.3%、「失敗だった」と回答したのが23.1%という結果になった(38.7%は「どちらとも言えない」)。「成功だった」と感じる理由としては、「レジ袋を減らしても案外困らないことがよく分かったから」(50代・女性)、「環境問題を考えて子供にも話す機会が増えたので良かった」(40代・女性)といったものが寄せられている。 具体的な数値という意味では大きな効果があったと言い切れず、人々の意識改革という意味では完全に無意味とも言い切れず、現時点でレジ袋有料化に対する評価を下すことは難しい。 岸田新内閣の発足とともに閣僚から外れて、小泉氏は苦しい時期にある。今後も何かとレジ袋でイジられそうな小泉氏、ここからの復活は可能か。
2021.10.28 07:00
NEWSポストセブン
ご結婚に国民からの反発は大きいが(時事通信フォト)
宮内庁は国民にケンカを売った? 眞子さまのご結婚をどう受け止めるべきか
 女性セブンの名物アラ還記者“オバ記者”こと野原広子が、政治、スポーツ、皇室など、最近の気になるニュースについて自身の考えを綴る。 * * * コロナ禍がワクチン接種で下火になるのか、ならないのか。いずれにしてもいま、潮目が変わる大きな曲がり角にきていることを感じているのは私だけじゃないと思う。 新旧がはっきりキッパリと線引きされたのは政界だ。この10月を境に総理の座を降りた菅義偉前総理(72才)を筆頭に、おなじみの大物政治家が次々と引退を表明している。 と同時に、“立ち枯れ”とでもいうのかしら。かつてスターだったことが信じられないくらい精彩を欠いて見えるのが小泉進次郎氏(40才)。「テレビで見せた涙のまぁ、安っぽかったこと!」と私の周囲の政治好きは、鼻で笑うんだわ。 いやいや、化けの皮がいよいよ剥がれた感じ? それ以前に、デキ婚やら「セクスィ」発言で「えっ!?」と驚かされたけれど、それだけならまだまだ挽回の余地はあったのよね。決定的にマズったのはレジ袋の有料化よ。 ただでさえ小銭を取られることに敏感な私たちに向かって、「これをきっかけに国民が環境問題を考えるようになればいいと思う」って、いくらなんでもひどくないか? 「これじゃ説教強盗だよ」と怒っていた友だちは一人や二人じゃない。 その頃からよ。彼の相槌、「うん、うん、うん」が気になって仕方がなくなったの。囲み取材で、記者の質問を聞いていますよという相槌はいいのよ。永田町でアルバイトをしてよくわかったんだけど、政治記者って20代後半から30代までがほとんどで、こみ入った会議があると壁に耳をつけて堂々の盗み聞きをして、すぐ床に座って膝の上に乗せたパソコンで本社に原稿を送ったりしている。その若くて勢いのいい記者に対しての、40才の彼の「うん、うん、うん」は年上の兄貴風だからいい。でも、環境大臣になってから、自分より年配の記者たちにも同じことをしだしたんだわ。これ、どこかで聞いたなと思ったら、総理大臣時代の小泉純一郎氏よ。親父のマネか。そう思ったら、なんかみんな陳腐に思えてね。 実は私、8年前に彼の追っかけをしたことがある。東日本大地震の被災地を巡って講演をする若き政治家は、時代の風をいっぱいに受けて自信に満ちあふれていたっけ。「代議士」と呼ばれる衆議院議員は、まとまると独特の獣臭がある。国会議事堂で閣議を終えた代議士の群れと地下道ですれ違ったとき、サバンナでヌーの群れに出会ったみたいで、思わず踵を返して逃げそうになったもんね。その群れのど真ん中で、年配の代議士から話しかけられて、ブンと胸を張り、にこやかにうなずいていたのが小泉進次郎氏だったの。 それがいまは……時の流れは本当に残酷だと怖くなるわ。 新旧の別れが際立ったのは、スポーツ界もそうだね。 大谷翔平選手(27才)のように、あれよあれよという間に、世界を舞台に駆け上った人もいれば、斎藤佑樹選手(33才)のように、くすぶった感を残したままグラウンドを去る人もいる。光が当たるってことは陰もできるってことで、政治にしてもスポーツにしても、その明暗ははっきりしてる。 時代の変わり目といえば、嵐の櫻井翔(39才)と相葉雅紀(38才)のダブル結婚発表ってのもあったね。アイドルは結婚しないという芸能界の決まり事もこれを潮目に消えてなくなるのかもね。 てか、アイドルの決めゼリフ「ファンの皆さまのために生きる」って、やっぱり無理があるし、それ以前に、どんなきれい事を言ってもSNSの前では無意味だよ。「んなわけないじゃん」とツッコまれておしまいだし。それに、40才近い人たちを“アイドル”って言うのも、なんか……ねぇ。 結婚っていえば、秋篠宮家の眞子さま(29才)のご結婚、26日に会見があるそうだけど、国民はどう受け取ったらいいんだろう。時代の節目を象徴するものとして受け入れなければいけないのかな? なんたって、宮内庁が国民に「あんたらのせいで内親王が心のご病気になられた」とケンカ売っちゃったようなもん。世論の風向きに抗う形でご結婚を強行されるわけで、それを国民が最終的にどう受け止めるのか。東京・銀座では「結婚反対!」とプラカードを掲げた行進デモがなされたくらいだしね。 それにしても、なぜこの時期だったんだろう? コロナ禍が収束せず、世界中が慎重に暮らしているのに、わざわざ小室圭さん(30才)が帰国してまでご結婚するのはなぜ? まさか、30才になる前に結婚を!というメルヘンなご意向があったとか!? それとも、コロナ禍の混乱に紛れれば何とかなるというゴリ押し?? 小室さんの母・佳代さん(55才)が刑事告発されたなんていう話まで乱れ飛んでいるし。てか、それ以前に、内親王の婚約者の母親が過去にどんな男性と交際していたかを日本中が知っているということ自体、異常なんだけどね。といいつつ、日に何度も佳代さん関連のニュースに目を通してしまう私。 確かなことは、今日の続きの明日ではなく、2か月後の年末には、まったく違うことが話題になっているんだと思う。そしてそれをコロナ禍の前のように酒場でジョッキを掲げながら、大声で話したりできないんだろうなということ。酔っ払いがクダまく繁華街がひどく懐かしい。【プロフィール】「オバ記者」こと野原広子/1957年、茨城県生まれ。空中ブランコ、富士登山など、体験取材を得意とする。※女性セブン2021年10月28日号
2021.10.14 16:00
女性セブン
岸田・新総裁誕生の功労者と言われる甘利氏
幹事長説も 甘利明氏が河野・菅・小泉追い落とし「神奈川のドン」へ
 岸田文雄氏を新総裁に導いた最大の功労者と言われているのが、自民党税調会長の甘利明氏である。河野太郎氏が所属する麻生派でありながら岸田陣営の選対顧問を務め、麻生派から河野票を引きはがすことに成功した。自民党中堅議員が語る。「甘利さんは次期幹事長の有力候補と言われています。幹事長でなくても、党の要職か主要閣僚に就けるのは間違いないでしょう。甘利さんにとっては、河野さんが総裁になれば麻生派の中で立場がなくなり、政治家として“一丁上がり”になってしまうところだった。 今回の勝利で、麻生派を継げる可能性も高まりました。原発推進派の代表として、河野氏の脱原発路線を食い止めることにも成功した。総裁選で最も大きな果実を得たのは甘利さんでしょう」 もう一つ、甘利氏にとって大きな利を得ることになるのは自民党神奈川県連での立場だ。神奈川県連では、これまで菅義偉首相をトップとして、河野太郎氏、小泉進次郎氏が世襲で引き継いだ盤石の地盤をバックに強い影響力を築いてきた。今回、その主流派が軒並み河野支持でまとまった結果、一敗地にまみれてしまったのだ。 これにより、神奈川県連では傍流だったはずの甘利氏が、一気に覇権を握る可能性が出てきた。自民党神奈川県連関係者は言う。「神奈川県連では、横浜の菅氏、平塚の河野氏、横須賀の進次郎氏と、海沿いエリア選出の議員が力を持ってきたのに対して、厚木出身で、内陸エリアである大和市・海老名市などが属する神奈川13区選出の甘利氏は力が弱かった。盟友だったはずの菅氏に弓を引き、岸田氏を支援するという行動に出た背景には、県連内でのパワーバランスを変えたいという気持ちもあったはずです。 今回も神奈川の党員票では河野氏が圧倒しましたが、敗れてしまったことで県連では失望感が広がっている。菅氏は首相を退いた上、盟友だった小此木八郎氏は横浜市長選に敗北、次期総裁に推した河野氏も敗れたとなれば求心力が失われるのは必然。甘利氏が菅氏に代わって“神奈川のドン”として君臨することになるかもしれません」 菅政権で官房副長官を務めた自民党横浜市連会長の坂井学氏は、総裁選後のツイッターで「私が支援し、党員票も多くいただいた河野太郎候補は残念ながら及びませんでしたが、今後も自民党を、そして日本を前に進めていくため、政府与党の一員として共に頑張ってまいります」と無念さをにじませた。 対照的に甘利氏は総裁選後の報告会で「本当にうれしい。日本が、世界が待っているリーダーになってほしい」と喜色満面。麻生派ながら甘利氏について岸田氏の推薦人に名を連ねた川崎エリア選出の山際大志郎氏は、〈会場で甘利氏から労をねぎらわれ〉〈県内議員の多くが河野氏支持に回る中での活動だったが、「自分なりの信念で動き、こうした結果になって良かった」と話した〉(神奈川新聞デジタル版9月29日付)という。 総裁選後にパワーバランスが変わるのは、永田町だけではないということだ。
2021.09.30 07:00
NEWSポストセブン
依然人気の高い滝川クリステル(時事通信フォト)
長男を車内放置 滝クリが炎上続きでもインスタ続ける理由と進次郎の責任
「滝クリ」の愛称でおなじみのフリーアナウンサー・滝川クリステル(43才)が、1才の長男を車内に放置したとして、ネットで激しい批判に晒されている。 滝クリの「長男放置」は、『週刊新潮』(6月24日号)で報じられた。その内容は、滝クリが車内に長男を残したまま商店で所用を足したというもの。一度、車に戻ってきてはいるものの、当日の気温は29度と高温だった上、放置時間がのべ30分にも及んでいたため、無責任かつ危険な行為に非難の声が殺到した。彼女がネットで批判に晒されたのは、これが初めてではない。ネットニュース編集者はいう。「滝クリへの風当たりがハッキリと強くなったのは、昨年11月に『FRIDAY』で報じられた“夜間会食+オシッコ放置”です。滝クリと進次郎氏が息子と愛犬を連れて食事に出かけたものの、1才に満たない子を22時まで連れ回し、なおかつ愛犬の3度にわたるオシッコの処理を怠ったというもので、ネットの声は批判一色でした。 SNSでも炎上騒動を何度も起こしています。昨年12月には、番組用の衣装で長男が遊ぶ様子をインスタに投稿して『躾がなっていない』『大切なものを手が届く所に置くな』と、批判が寄せられ、今年3月には、長男とヨガをしている様子をインスタに投稿し、両足を持って逆さまにしている様子に『危険だ』という批判が殺到。懲りずに数日後には、美容院の床に愛犬と長男が寝転ぶ姿を投稿し、『不衛生だ』とバッシングに晒されました」 これだけ批判的な声が多く寄せられれば、普通の感覚ならSNSへの投稿には慎重になるはずだ。この行動を読み解く1つのキーワードが、結婚発表時にインスタで発したメッセージだという。「滝クリは、なれそめや妊娠について報告すると同時に、『“政治家の妻はこうあるべき”という形にとらわれず…』と綴りました。だから、テレビやメディア出演を止めないし、SNSでも自由に発信を続ける。それが滝クリの“商品価値”なのです。 実際、批判の声があってもCMには引っ張りだこですし、イベントで起用される機会も多い。立て続けの炎上はさすがに想定外でしょうが、“新しい形の政治家の妻”をアピールするためにも、自由なSNSでの発信は必要不可欠なのです」(広告代理店関係者)一方で、進次郎氏の首相への道はどんどん遠ざかる もっとも、「一連の騒動の責任の一端は夫の小泉進次郎氏にある」という指摘もある。ジェンダー問題に詳しいフリー記者はいう。「今回、滝クリが車内に1歳の子供を放置したのは問題外ですが、育児を妻に任せきりにしている夫にも責任はあります。進次郎氏は昨年、長男出産に際して育休を取得して大きな話題になりました。大臣が産休を取るのは史上初だったので、概ね好意的に受け止められましたが、その日数がわずか2週間あまりだったので、『たったそれだけ』『イクメンアピールか』と、少なからぬ批判が寄せられました。 育休取得後、進次郎氏は『(育休は)全然休みなんかじゃない』と、殊勝な感想を述べましたが、滝クリのインスタを見る限り、日中の育児はほとんど彼女がやっているようです。彼に本当に求められていたのは、育休を取ることではなく、育休後も家事、子育てをきちんと分担することだったはず。妻にばかり家事や子育ての負担が増えたことが、度重なる炎上騒動を招いたとも考えられます」 小泉純一郎元首相の息子である進次郎氏は「自民党のプリンス」と呼ばれ、将来の首相とも言われている。しかし結婚と前後して、それまでは盤石のように見えた彼の評価が徐々に揺るぎ始めている。フリーのジャーナリストはいう。「一時期は次の首相候補と持ち上げられ、本人も『ネクストバッターズサークル』と口を滑らせるほどでしたが、国連本部で開催された環境会議での“セクシー発言”や内容の無い“ポエム発言”ですっかり株を下げ、つい先日も、温室効果ガス46%削減について、『46という数字がおぼろげながら浮かんできた』と、発言。関係者の評価はガタ落ちです。 進次郎氏の父である小泉純一郎元首相は『古い自民党をぶっ壊す』と言って支持を集めましたが、進次郎氏も、『妻を選挙には関わらせない』と発言し、“古い政治家と妻”の形をぶっ壊す道を目指しました。滝クリの自由な振る舞いは、その印象を植え付ける絶好の材料で、“自由にさせるのも計算のうち”ということだったのでしょう。 しかし本人は軽はずみな発言を繰り返して評価を落とし、妻も炎上続きという状況では、首相など夢のまた夢。抜群の知名度と父親の地盤があるので、選挙で落ちる可能性はほぼゼロですが、そろそろ軌道修正しないと、党内でどんどん肩身は狭くなりそうです」(ジャーナリスト) 滝クリと言えば、五輪招致活動の“オ・モ・テ・ナ・シ”が有名だが、そろそろ夫婦関係やインスタの“ミ・ナ・オ・シ”が必要なのかもしれない。
2021.07.05 16:00
NEWSポストセブン
加藤綾子アナ
変わりゆく女子アナの婚活事情 コロナ禍で飲み会減り社内婚が増加?
 加藤綾子アナ(36)の電撃婚が世間を驚かせた。お相手は過去にも別の女子アナと噂になったことがある人物。実は、同じ男性を女子アナたちが奪い合う構図は少なくないようだ。そして、一昔前ほどではないものの、女子アナのプロ野球選手人脈も健在だ。「局が選手に取り入るため、食事の席に女子アナを呼ぶことが交際のきっかけになりやすい。とくにフジはスポーツ番組が強いので出会いも多い。最近も久慈暁子アナ(26)とヤクルトの原樹理(27)の破局が報じられたが、アナウンス室に緊張が走ったのは堤礼実アナ(27)とDeNAの神里和毅(27)が付き合い始めたとき。過去に神里は小澤陽子アナ(29)と付き合っていたとも言われていたからです」(フジ関係者) NHKの桑子真帆アナ(34)とフリーアナウンサーの滝川クリステルアナ(43)も“オトコ”でつながる。「桑子アナの交際相手は、俳優の小澤征悦(47)です。桑子アナは俳優・和田正人(41)の紹介で小澤と知り合い、結婚も近いと言われています。小澤は過去に滝クリや杏(35)との交際が報じられ、滝クリは小澤との破局後に小泉進次郎(40)と結婚した。滝クリも椿原慶子アナ(35)と同様、幅広いセレブ人脈を持っている」(女子アナに詳しいライター) 共演者と恋に落ちるケースもある。「フリーアナの徳永有美アナ(45)の夫・内村光良(56)は、徳永アナの先輩であるテレビ朝日の下平さやかアナ(48)と交際していた過去がある。二人とも深夜の『内村プロデュース』で出会ったのが交際のきっかけでした。2005年に結婚して退社した徳永アナは現在、フリーとして『報道ステーション』のMCを務めていますが、同じ職場で下平アナと働いているというのも時の流れを感じます」(テレビ朝日関係者) 複雑な関係性が垣間見えるが、近年の女子アナ婚活事情は様相が変わりつつある。「日テレの徳島えりかアナ(32)やフジの永島優美アナ(29)が社内結婚しました。最近はコロナで出会いの場となる飲み会も少ないので、社内で結ばれるケースがさらに増えるかもしれません」(前出・テレビ局関係者) 女子アナの婚活模様は、世相を映す鏡なのかも。※週刊ポスト2021年7月2日号
2021.06.20 16:00
週刊ポスト
安倍晋三・前首相の支持派はどう動く?(時事通信フォト)
「自民党のトランプ」と化す安倍前首相 左傾化批判の真の狙いは菅総理
 安倍晋三・前首相のメディア露出が増え、キングメーカー説や再々登板説が喧しい。そうした安倍氏の“復権”に向けた動きと軌を一にして、保守派論壇からは自民党の“反安倍”政治家を批判する論調が強まっている。 批判のターゲットとなっているのが、「保守派のジャンヌ・ダルク」と呼ばれ、安倍氏の“後継者候補”とみられていた稲田朋美・元防衛相だ。稲田氏が野党と協議しLGBT(性的少数者)への理解増進法案とりまとめの立役者となったことが、保守派を刺激した。 安倍氏ににらまれたのは稲田氏だけではない。 安倍氏は『月刊Hanada』(7月号)のインタビューで「ポスト菅の総理・総裁候補」として茂木敏充・外相、加藤勝信・官房長官、下村博文・政調会長、岸田文雄・前政調会長を挙げたが、世論調査で4人より上位の河野太郎・行革担当相と小泉進次郎・環境相は含まれていなかった。 保守派言論人の2人への評価から、その理由が見えてくる。 女系天皇容認論者で知られる河野氏は昨年8月に「女性も皇室に残す」と提唱し、自民党保守派の反発を買った。 安倍再々登板論者の作家・深川保典氏は『月刊Hanada』(1月号)で河野発言に強い疑問を投げかけた。〈一時の時代の空気で二千余年にわたって連綿と紡いできた「男系男子の皇統」を絶やしていいものだろうか。祖先に対する責任と子孫に対する責任を取れるのだろうか〉 また、「脱原発」論者の河野氏と再生可能エネルギーを重視する小泉氏は、原発政策でも安倍氏と対立する。菅政権が掲げる2050年にCO2排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル政策に関連して、安倍氏は「原発の建て替え(リプレース)」が必要だと主張し、今年4月に自民党原発リプレース議連を立ちあげて顧問に就任した。 保守論壇の重鎮、櫻井よしこ氏は、菅政権でグリーン成長戦略を担う河野氏と小泉氏についてこう注文をつけた。〈米国や中国には、国際社会に向けて(脱炭素の)旗を立てつつ国内の産業を守っていく“したたかさ”があります。小泉氏や河野氏は理想だけでなく“したたかさ”も持ち合わせているでしょうか。(中略)「カーボンニュートラル」に前のめりになるあまり、原子力やハイブリッドなどの分野で日本が積み重ねてきた技術力が蔑ろにされる恐れがあります〉(『WiLL』4月号) 河野、小泉両氏は安倍氏とその支持者のメガネにはかなっていない。「本当のターゲットは菅総理」 安倍氏が直接批判しなくても、保守派の論客が「安倍イズム」から外れた政治家に批判を浴びせて排除しようとする。 この現象を保守の憲政史家で作家の倉山満氏が次のように分析する。「とくに反左翼の一部の層は、LGBTや夫婦別姓、脱原発など左翼が好みそうな政策を支持する者を“敵”とみなして攻撃する行動原理がある。そうした層が崇める象徴的な存在が安倍さんで、支持者たちはやがて反安倍であること自体を批判の対象にするようになった。彼らは安倍さんが政治活動を再開すると、再び活動を活発化させている」 よく似ているのが米国のトランプ前大統領と支持者の関係だ。支持者たちは「大統領選に不正があった」というトランプ氏の主張を今も信じ、共和党内の反トランプ派を批判。共和党会議議長でトランプ氏の弾劾決議に賛成票を投じたリズ・チェイニー下院議員は批判を浴びて議長を解任されるなど、共和党内は「トランプ支持派」と「反トランプ派」の対立が深刻化している。 安倍支持派の復権で自民党内もそうなっている。 稲田氏が火をつけた夫婦別姓問題では、党内に推進派の議連と反対派の議連が発足して対立し、CO2削減でも河野氏や小泉氏の路線を支持する「再生可能エネルギー普及拡大議連」と安倍氏らの「原発リプレース議連」がぶつかっている。「自民党内の夫婦別姓議論を解禁し、LGBT法案など女性重視を掲げてそれまでの安倍路線を転換したのは菅総理だ。カーボンニュートラル政策でも菅さんは河野、小泉両氏に再エネを推進させることで後継者として育成しようとしている。 安倍応援団の本当の批判のターゲットは菅さんで、安倍イズムを壊して左傾化していると見ている。安倍氏がわざと菅首相に近い河野、小泉を除いた4人の名前を総理・総裁候補に挙げたのは、菅自民党がこのまま“安倍離れ”を進めるなら、保守地盤を動かして首相のクビをすげ替えるという恫喝です」(菅側近議員) 米共和党が“トランプ党”と化したように、自民党も“アベ党”に変身するのか。※週刊ポスト2021年7月2日号
2021.06.19 11:00
週刊ポスト
小泉進次郎氏 コロナ禍でも1泊18万円個室に即入院、即手術の特別扱い
小泉進次郎氏 コロナ禍でも1泊18万円個室に即入院、即手術の特別扱い
 一般国民とは対極にいる特権に守られた人たちのことを揶揄して使う言葉、「上級国民」。コロナ禍で医療体制が逼迫し、病院をたらい回しにされる事態も生じるなか、小泉進次郎・環境大臣(40才)は“特別扱い”を受けていた──。 平常時と違い、コロナ禍の入院生活はあらゆる制限がある。5月15日、5日間の入院を終えた小泉進次郎氏は病院を後にした。少しやせた印象はあるが、厳しい入院生活の下での苦労は感じられず、肌艶のよい晴れ晴れとした表情だった。 進次郎氏が体の“異変”を訴えたのは、5月10日朝のことだった。「突然、胃やへその周りに痛みを感じたそうです。発熱もあったため、午前中に医療機関を受診し、PCR検査を受けたところ『陰性』の判定。それから都内の大学病院に移り、『虫垂炎』と診断され入院に至った」(全国紙政治部記者) 虫垂炎とは盲腸炎の一種で、正確に言うと盲腸の下部から出ている細い管状の突起部分(虫垂)の中に便が固まった糞石ができたり、細菌感染などにより炎症を起こす病気をさす。「進次郎氏が訴えた胃の痛みと発熱は虫垂炎の初期症状でした。切羽詰まった病状ではなかったが、大事をとって当日午後の衆院予算委員会を欠席。すぐに手術を受けられることになりました。2時間ほどの簡単な手術だったようです」(前出・政治部記者) 術後の経過観察のため5泊入院。冒頭の通り15日に無事退院となった。しかし、この入院が波紋を呼んでいる。都内の病院、進次郎氏が入院していた部屋は超豪華個室の1つだった。「広さ100平方メートルを超える特別個室で、リビングに応接室、さらには前室もある一流ホテルのスイートルームさながらです。寝室には50インチの大型テレビが備えつけられ、リクライニングシートに座ってゆったり楽しむことができる。上層階に位置しており、眺望も抜群。宿泊費……いや、入院費は、1泊18万円前後です」(進次郎氏の知人) 個室へは専用のエレベーターで人目を避けて行くことができ、セキュリティーも万全という。しかし、“下界”は新型コロナの感染拡大を受けて、緊急事態宣言の真っ最中。進次郎氏の階下には、生死の境を彷徨うコロナ患者もいたことだろう。「政治家、特に大臣の場合は、危機管理上、個室に入院すること自体は問題ありません。ただ、1泊18万円というのはかなり高いと思います」(永田町関係者) 今年1月、自民党の石原伸晃元幹事長(64才)がコロナ感染後、無症状にもかかわらずすぐに入院したときには「上級国民だ」と批判が起きた。進次郎氏はどうか。一般患者は病院をたらい回しにされるなか、体調に異変を感じたら即検査、即入院、即手術。しかも滞在したのが超VIPルームとなれば、国民目線を重視する進次郎氏にも同じく批判が起きかねない。※女性セブン2021年6月3日号
2021.05.20 16:00
女性セブン
吉村洋文大阪府知事、小泉進次郎・環境相
吉村洋文大阪府知事 珍策連発で誰が呼んだか「ナニワの小泉進次郎」
 新規感染者が連日1000人を超える大阪府で、吉村洋文知事(45)への批判が止まない。連日のテレビ出演には「そんな時間があったら仕事をしろ」と声が上がり、府内の小中高校に部活自粛を求めれば「子供にばかり無理を強いるな」とブーイング。2月に緊急事態宣言解除を1週間早める“判断ミス”をして以来、強い逆風が吹き続けている。 そんな吉村知事に、最近ネット上でこんな“異名”が付けられた。「ナニワの進次郎」──。 進次郎とは、もちろん小泉進次郎・環境相(40)のこと。若々しく端正なマスクに七三分けのヘアスタイル、強い目力──ルックスは似ているような、でも似ていないような……。 実際は、大阪府民にとっては“ネガティブな共通点”が渾名の所以の様子。大阪市で飲食店を営む50代男性が言う。「やっぱり“言葉の軽さ”やろ。こっちは営業自粛で客が来ないので来月の生活すら不安なのに、吉村はんは『酒なし営業をやったら』みたいに、深い考えもない適当な案をぶち上げたりする。去年、イソジンでうがいをするとコロナの陽性率が減るって言うたのにも呆れましたわ。進次郎はんも“プラスチックのスプーンを有料化する”ってぶち上げたり、国連で“気候変動問題はセクシーに”とか言って恥かいたり……。要はテレビや新聞で見出しになるような言葉を言おうと狙っとるだけ」 人気が先行し、その反動で失望の声が増えてきたことも同じだ。大阪在住のジャーナリストで、元読売新聞大阪本社社会部記者の大谷昭宏氏が言う。「2人とも人気があり視聴率が取れるため、持ち上げられてきた。それを実力と勘違いしてしまったわけです。吉村氏は橋下徹・元府知事を、進次郎氏は父親の純一郎・元首相を形だけマネしている“劣化コピー”のようなもの。コロナ禍が真実を炙り出した」 両者に汚名返上の機会は訪れるか。※週刊ポスト2021年5月7・14日号
2021.04.27 07:00
週刊ポスト
ポスターなどでレジ袋の有料化を周知するコンビニのレジ周辺(イメージ、時事通信フォト)
プラスチック食器有料化 60代のコンビニ店主は「うんざりだよ」と嘆息
 スイーツやグルメなど、いまや流行の発信地ともいえるコンビニエンスストア。それがない生活は考えられない人も多いだろうが、昨年のレジ袋有料化に匹敵する大きな変化がやってきそうだ。3月9日、プラスチックごみの削減を目指す「プラスチック資源循環促進法案」が閣議決定されたからだ。これまで無償で提供されてきたコンビニのプラスチック製スプーンやフォークが有料になるかもしれない。俳人で著作家の日野百草氏が、「コンビニは社会の縮図だよ」と語るコンビニオーナーが感じる客層の変化についてレポートする。 * * *「去年はレジ袋のトラブルがあったね、3円だって人それぞれの価値観だから」 コンビニのバックヤード、自店購入で人気のコンビニスイーツを食べるオーナーの久保田直雄さん(60代・仮名)。東京下町で古くから経営している大ベテランだ。話は昨年7月から有料化されたレジ袋(プラスチック製買物袋、ビニール袋)の話に及ぶ。大手コンビニ3社は基本1枚3円だ。「たかが3円だって人によるよ。1円だって得したい人はいる。お金があるとか貧乏とか、そういう話じゃないんだよ」 拙筆「コンビニコーヒー、小カップに大の分量を注ぐ客にオーナーは」で小サイズのコーヒーを買って上のサイズや価格が上の銘柄を入れるようなサラリーマンとおぼしきスーツ姿の客に「みみっちい」と辟易していた久保田さん。みみっちいどころか犯罪なのだが、久保田さんは咎める気力すらないという。あれもある意味、ちょっとでも得したいという気持ちかもしれない(重ねるが犯罪である)。レジ袋の件もそうだ。「レジ袋がいるかいらないかを聞くんだけど、いるに決まってると怒る客もいたし、ひどいとタダでよこせとか、わけがわからないよ」 いるかいらないかの質疑だけで怒る客、タダにしろと強要する客、ごく一部とはいえ、コロナ禍に関係なく、まさにコンビニは日ごろの鬱憤の吐き捨て場、コンビニ店員は体の良いサンドバッグだ。「でもコンビニなんかまだいいよ、単価が高いし買うのもだいたい数点ってとこ、そんな客はごく一部で、数円のレジ袋を気にしないって人のほうが多い。みんな慣れたのもあるんだろうけど、エコバッグ持参も増えた。みんな思ったより意識高いね」 なるほど、スーパーマーケットなど大量購入の店舗ではエコバッグ必須となってしまうが、コンビニの場合は買っても数点、それにコンビニで大量に買う人がいたとしても価格の高い、定価に近い商品を買うことを躊躇しない層だ。金のあるなしはともかく、そういったコンビニでの大量購入者、金銭的な面に無頓着な人が大半だろう。「そうそう、そんな人が数円のレジ袋なんか気にしないってこと。むしろレジ袋にうるさいってレベルの人はコンビニ使わないのかもね、近所の業務スーパーのほうが大変そうだよ」 久保田さんのコンビニ周辺は商店街もあり、業務スーパーもある。その業務スーパー、べらぼうに安いし詰め放題など激安イベントも盛りだくさんだ。豆腐20円とか、うどん1たま19円とか、100g88円のステーキ肉とか、食パン1斤98円とか、あくまで実例のピックアップだが、産地不明だろうが日本語表記でなかろうが、とにかく日々の食生活が安ければいい、安くしなければならないという人の天国だ。「1円だって安くしたいって人が押し寄せる店だからね。生活かかってる客だ。さっきの(コンビニ)コーヒーの話だってスタバとかと比較すれば安いって客で、業務スーパーの客とはまた違う。どっちが上とか下とかじゃなく、購買層が違うんだ」日本が貧しくなってコンビニすら高価格帯になっちゃった 確かに、コーヒーショップで飲むよりコンビニコーヒーは格段に安い。ケチなのかもしれないし、ストレスのはけ口なのかもしれないがスーツ姿のサラリーマンということは、さすがに日々の生活で食い詰めているとか、福祉レベルで困窮している、というわけではないだろう。もちろん業務スーパーの客だってやむなくコンビニを使うこともあるだろうが緊急的なもので、購入単価は低いだろう。そもそもコンビニコーヒーの100円すら、「100円なんて1日の食費」という業務スーパーの一部客からすれば贅沢すぎる。コンビニスイーツなど貴族の嗜好品だ。「そういう人はコンビニ使わないね。便利って価値が上乗せされてる分、高いもん。むしろレジ袋が有料になって客筋がよくなった気がするよ。揉めることはあるけど去年に比べたら減った。食パンや駅ナカのスイーツに1000円出せる人に比べればコンビニは安いし便利だけど、業務スーパーとかの客にすればコンビニは高いからね」 サービスを有料にしたり単価を上げたりすると客は減る。しかし客のレベルは上がる。「安い客ほど文句が多い」は昔から商売を語る上でよく使われる言葉だが、近年のコンビニは実際、客の質向上にターゲットを置いている。コンビニならではの付加価値に金を出せる層の店、になりつつある。「コロナ以前からそういう方向性だったけどね、”プチぜいたく”需要ってやつだ」 実際、日本フランチャイズチェーン協会によれば客数は17ヶ月連続マイナスだが、客単価は17ヶ月連続プラス、とくに高価格帯に力を入れていると思われるセブンイレブンは既存店売上高も前年を上回っている(2021年3月営業実績)。客は微減しているが、客単価は上がっているので売上も上回っている。苦戦は事実だが、このコロナ禍を考えれば優等生だ。「一概には言えないけど、客単価上げたほうがいいからね。とくに都心のコンビニはそう。もちろん変な客はいまだにいるけど、昔に比べれば良くなったんだ。高価格のおかげかもね。いや、日本が貧しくなってコンビニすら高価格になっちゃったのかな」 コンビニが高くなったのではなく日本が貧しくなったという話はなかなか面白い。あくまで久保田さんの意見で反発もあるだろうが、長くコンビニをやってきて、30年を経て変わってしまった社会に対する実感は参考になる。昨年の有料化1ヶ月の大手コンビニ3社の調査ではレジ袋の辞退率は有料化前の3割から7割となり、業界の2030年の6割という目標をたった1ヶ月で実現してしまった。セブンイレブンが75%、ファミリーマートとローソンが76%である。久保田さんの言う通り購入点数がもともと少ないコンビニ購買層というのもあるだろうが、単価の高さがマイバッグ、エコ意識の高い層とリンクしている部分もあるのかもしれない。久保田さんが言及する困った客だってエピソードとしての一部であり、実際はむしろ客筋はよくなった、ということか。「コンビニは時間を売ってる部分もあるからね、店でだいたいのことができる。高いけど、近所の業務スーパーじゃ埋めきれない部分もあるし、現役のサラリーマンはやっぱりコンビニ使うよね。あと富裕層の高齢者ね、年金暮らしだけど余裕があるって人」 スーパーの隣にあっても、商店街のど真ん中にあってもコンビニが価格競争の一点のみで潰れることは少ないだろう。PB(プライベートブランド)の魅力もあるだろうが、やはり便利とそれに伴う時間が購入できるところが大きい。コロナ禍、その優位性はさらに増している。高齢者に関しては10年前からコンビニ各社は現役世代だけでなくシニア層にターゲットをシフトしている。「コンビニは若者文化」なんて今は昔だ。「だからレジ袋の有料はもう心配してない。でもスプーンの有料化となるとわかんないね」コンビニは社会の縮図だよ 2021年3月9日、小泉進次郎環境大臣の肝いりで「プラスチック資源循環促進法案」が閣議決定された。コンビニで無料だったプラスチック製のスプーンやフォークを有料化することでレジ袋同様、プラスチックごみを抑制するのが狙いだ。小泉環境相は「自分でスプーンを持ち歩く人が増えていく。こうしたことでライフスタイルを変化させていきたい」と豪語しているが、久保田さんは首をかしげる。「コンビニ弁当って職場はもちろん、車内で食べる人も多いからね。運送会社の人とか、サラリーマンが営業車の中で、とか」 コンビニの主力はやはりお弁当だ。このコロナ禍で外食を避ける傾向も強くなり、いわゆる「コンビニごはん」として売り上げを支えている。しかしレジ袋同様、そこにも国はメスを入れた。「だから弁当容器も一部は紙になる。それはいいけど、スプーンやフォークは読めないね。忙しい客はレジ袋なんかいらないで弁当片手に出ていくけど、カレーやチャーハン、麻婆丼にスプーンは必要でしょう。本当に携帯するようになるかなあと。だからスプーンやフォークも紙にするって話だけど、しばらくは無理かもね」 時間と便利を買ってる分、いちいち毎日スプーンを持ち歩くかという久保田さんの疑問はもっともだ。SNSではプラスチック製スプーンやフォークの有料化に否定的な意見が目立つが、調査会社によれば49.3%が賛成というアンケート結果も出ている(日本トレンドリサーチ調べ)。環境問題とは地味に格差問題でもある。「それで弁当の売り上げが下がるなんて思ってないけど、いちいちまた聞くことが増えるのが面倒だよね。ポイントカード、レジ袋にスプーンやフォークの有無まであのビニールカーテンとマスク越しに聞くわけで。ほんと仕事とはいえうんざりだよ。ほとんど紙製にするって話だから、それまでは去年のレジ袋の時と同様、面倒かもね」 コンビニ各社は今回の法案を受けて順次、プラスチック製品を紙にするという。スプーンも紙製で質のいい商品はすでに市販されている。「別にしたいわけでもないのに上から降ってくる。まさにコンビニは社会の縮図だよ」 現場のことなど考えず、パフォーマンス優先とばかり勝手に上から降ってくる。なんだか大きな話になったが、久保田さんの言いたいことはわかる。口ぐせの「うんざり」も減りそうにない。久保田さんは30年以上、コンビニの歴史とともに人生を歩んできた。昔はレジの横にアイスクリームケースが置かれていた。筆者はあれが大好きで部活帰りに買ったものだと話すと嬉しそうに当時を振り返ってくれた。「あのころはミニスーパーみたいなもんで気楽だった。いまや公金扱うどころか店内にATMがある。自分の店が小さな町みたいになるなんて想像しなかったよ」 コンビニは現代のコンパクトシティだ。彼らこそ都市の生活インフラの最前線を守っている。しかしそこは社会の縮図であり、社会の空気やその変化を真正面から受ける。コンビニが生活空間の一部になっているからこそ、客はその赤裸々な「人間の本性」をありのままにさらけ出す。そうしてエッセンシャルワーカーは、ときに社会のサンドバッグとなる。「とにかく嫌なのが、レジ袋にしろスプーンにしろ、そういう切り替えの時の客の文句なんだよ。ほんとごく一部なんだけど、メンタルやられるんだ。ほとんどの客はそんなことないんだけど、数人ヤバいのがいると普通の客ぜんぶ頭から吹き飛んじゃうんだよ」 なるほど、ネットで多数の称賛や賛同を得ても、数人の誹謗中傷ばかりに目が行ってしまうのと似たような感じだろうか。ともあれ、レジ袋にせよ、これから始まるスプーンやフォーク、ストローといったプラスチックの有料化は店員の責任ではない。そんなところで憂さ晴らしの因縁をつけて日ごろの鬱憤を晴らす輩、彼らこそ、このコロナ禍の社会の分断と、勝手な政府のパフォーマンスに加担する張本人だ。そしてエスカレートするプラスチックの排除 ―― プラスチックを使わなければ代替物により廃棄物が30%増えるというアメリカの大学研究グループによる報告や、代替の新素材による環境汚染がより進むというイギリスのシンクタンクによる警告もある。それは本当に効果的なのか、小泉環境相のパフォーマンスとは別にいま一度、そのエビデンスを冷静に再検証すべきと思うのだが ―― 。【プロフィール】日野百草(ひの・ひゃくそう)/本名:上崎洋一。1972年千葉県野田市生まれ。日本ペンクラブ会員。出版社勤務を経てフリーランス。全国俳誌協会賞、新俳句人連盟賞選外佳作、日本詩歌句随筆評論協会賞評論部門奨励賞受賞。『誰も書けなかったパチンコ20兆円の闇』(宝島社)、『ルポ 京アニを燃やした男』(第三書館)、近日刊『評伝 赤城さかえ 楸邨、波郷、兜太に愛されたコミュニスト俳人 』(コールサック社)
2021.04.21 07:00
NEWSポストセブン
散歩する滝クリ
滝川クリステル&小泉進次郎夫妻、「庶民の味方」からかけ離れた理由
 フリーアナウンサーの滝川クリステル(43才)が、昨年末からかつてないほどの向かい風を浴びている。3月16日に、昨年1月に生まれた1才の長男と一緒にヨガを楽しむ様子をアップしたのだが、長男の両足を持って逆さまにした画像で、子供の安全を危惧する声も上がっていた。 昨年末から、長男を公式インスタグラムにたびたび登場させているが、子供にまつわる“炎上案件”は他にもあった。この親子ヨガ以外にも昨年11月には、『FRIDAY』に夫の小泉進次郎環境大臣(39才)と深夜に子連れで外食をする様子を報じられ、このときもネット上では《1才にも満たない子供を、コロナ禍の深夜に連れ出すとは!》などの“批判コメント”が目立っていた。  ある芸能関係者は「特にひどかったのは、3月21日に美容院にいったときの滝クリさんのインスタでした。美容院の床に愛犬と息子さんが寝転んだ写真を公開し、『美容室に大型犬を入れるなんて非常識』『髪が散らばる床に子供を寝転がせて、なぜ笑っていられるの』などと、コメント欄がバッシングだらけでした」と苦笑いした。 芸能リポーターは「クリステルさんは、もともと庶民感覚とズレているところがあったのですが、そこに進次郎大臣との結婚。実生活のセレブ的振る舞いに、反感を持ってしまう方々が増えてきてしまいました」と解説した。 近年の夫の政治家としての評価急下降も影響している。2019年の国連気候行動サミットで「気候変動問題に取り組むことはセクシーでしょう」とスピーチして、失笑を買った「セクシー発言」。それに続いた数々の珍発言。中途半端だった育児休暇もあり、すっかり評判を落としてしまった。 この3月も、レジ袋に加えて、コンビニエンスストアなどでのストローやスプーンの有料化の新法案を打ち出すと、世間からは「全く無意味」とあきれられた。ダウンタウンの松本人志(57才)にも、3月21日の『ワイドナショー』で「どうして有料化にいっちゃうのかな。スプーンをいらないって人は1円還元とか、そっちじゃないですか」と首を傾げられたほど。実業家のひろゆき氏(44才)からは「嫌われても、未来のために動いた小泉環境大臣をちゃんと評価するべき」と称賛されたが、どうにも旗色は悪いままである。 ある永田町関係者は「政治家一家の出自でありながら地に足のついたコメントをしていて、一時は“庶民の味方”というイメージもないことはなかった。しかし、滝クリさんと結婚後、そして環境大臣としてのいくつかの政策により、そのイメージは完全に消えました。 このままゴーイング・マイ・ウェイで我が道を貫くのか、イメージチェンジをしていくか。未来の総理大臣の道に黄色信号が灯りかけてきた中、今年は真価が問われる最初の年となりそうです」と注視している。 
2021.03.29 16:00
NEWSポストセブン
“犬公方”ならぬ“プラ公方”?(時事通信フォト)
使い捨てスプーン有料化に進む小泉進次郎氏は「令和の徳川綱吉」か
 小泉進次郎・環境相が、昨年のレジ袋有料化に続き新たな施策を打ち出した。コンビニでもらえる使い捨てフォーク・スプーンの有料化だ。3月9日に閣議決定されたプラスチックごみのリサイクル強化や削減に向けた新法案についての会見で、進次郎氏は無料での配布をなくす見通しを示した上で、「自分でスプーンを持ち歩く人が増えていく。こうしたことでライフスタイルを変化させていきたい」と自信満々。 だが、この先進的な取り組みに、専門家からは否定的な意見が相次いでいる。流通ジャーナリスト・渡辺広明氏は言う。「コンビニではパスタやプリンなどのデザート類など、フォークやスプーンを使う商品の売り上げが落ちる可能性がある。レジ袋に加えて『スプーンは有料ですがお付けしますか?』という店員の負担も増す。せめてコンビニにどれくらいスプーンやフォークを使用する商品があり、どれぐらい持ち帰っているのかを調査した上で判断すべきではないでしょうか」 衛生面からの批判もある。長野保健医療大学看護学部の塚田ゆみ子・助教は、「スプーンはお箸より舐めたりする分、口の中に入っている時間が長いので、清潔に使用する意識が大切。公衆衛生の面からはマイスプーンより使い捨てのほうがよいでしょう」と指摘する。 政界からも「あまり目立てていないという焦りがあるのではないか」(政治ジャーナリスト・有馬晴海氏)とも言われる進次郎氏だが、この件ではネット上でも否定的な意見が多く、「レジ袋につづいてプラスプーン有料化のやつ。『え、よりによっていま政府がそれやる必要ある!?』というか、生類憐れみの令が発布された時の江戸の民の気持ちが少し分かった」というツイートが拡散された。 さながら「令和の徳川綱吉」。だが、悪名高かった生類憐れみの令には近年、「世界初の動物愛護法」として再評価の兆しもある。“犬公方”ならぬ“プラ公方”として、進次郎氏も350年後ぐらいに再評価されるのか。※週刊ポスト2021年4月2日号
2021.03.23 07:00
週刊ポスト
ワクチン計画に河野太郎・行革相を起用した背景とは(写真/SipaUSA=時事)
ワクチン計画に河野&進次郎の切り札2枚 追い詰められる菅首相
 溺れる者は藁(わら)をも掴む──。閣内不一致も厭わぬ言動で“自民党の異端児”の異名を取る河野太郎・行革相の「ワクチン担当大臣」への起用は、菅首相にとって起死回生の一手か、それとも一緒に沈む“藁”か。すでにこの人事で政権と自民党に大きな亀裂が生まれている。 通常国会召集日の1月18日、菅首相はコロナワクチン接種の総合調整を行なう「ワクチン担当相」に河野太郎・行革相を起用するサプライズ人事を発表した。短期間で16歳以上の全国民にワクチンを接種する「国家プロジェクト」がスタートした。 だが、この人事に面目丸潰れとなったのが4人の大臣だ。「ワクチン接種の法律上の責任者は田村憲久・厚労相、官邸では西村康稔・コロナ担当相が準備に携わってきた。本来なら総合調整は加藤勝信・官房長官の役目で、実施するのは自治体だから武田良太・総務相もその支援にあたるのが筋。ワクチンとは全く無関係の河野行革相がプロジェクトを統括するのは異例で、4大臣は憮然としていた」(官邸スタッフ) その翌日には、菅首相は河野氏とともに小泉進次郎・環境相を官邸に呼んでワクチン対応を協議し、進次郎氏を河野氏の事実上の“補佐役”に任じた。 菅首相はかねてから同郷・神奈川選出の河野氏と進次郎氏を「将来の首相候補」と高く買っていたが、このタイミングで重職に起用したのには切羽詰まった事情がある。 直前に報道された毎日新聞の世論調査(1月16日)で菅内閣の支持率は33%(不支持率57%)に落ち込み、政権はまさに“沈没寸前”の状態だ。政治ジャーナリストの野上忠興氏が語る。「感染対策の失敗で国民の猛批判を浴びている菅首相にとってワクチン接種は最後の頼みの綱です。なんとしても6月までに全国民分のワクチンを確保し、東京五輪を開催できる環境を整えることで挽回したい。ワクチン接種が間に合わずに五輪も中止となれば政権はいよいよもたなくなる」 ところが、肝心の厚労省はこの間、「副反応」を懸念してワクチン承認に慎重な姿勢で、ファイザー日本支社などとのワクチン調達交渉も遅れていた。そこで官邸は厚労省の頭越しに製薬会社の本社と交渉。米国ファイザー社、米国モデルナ社、英国アストラゼネカ社の3社と合計3億1400万回分のワクチン供給契約を結び菅首相はこう述べた。「2月中に製薬会社の治験データがまとまるということでしたが、日本政府から米国本社に対して強く要請し、今月中にまとまる予定であります」(1月4日の年頭会見) 尻を叩かれた厚労省はファイザー社製ワクチンを2月に「特例承認」する方針に転じている。 その陣頭指揮を託された河野氏は、菅内閣の看板である「縦割り行政打破」を担当し、前述の毎日新聞の世論調査では「次の首相にふさわしい人」のトップ、進次郎氏は4位につけている。「河野氏のツイッターのフォロワーは220万人と、政界屈指の発信力を持つ。自分に発信力がないことを知っている菅首相は、人気のある河野、進次郎コンビを前面に立てることで支持を盛り返したい。逆の言い方をすれば、自分の切り札2枚をワクチン政策に投じなければならないところまで追い詰められている」(野上氏)※週刊ポスト2021年2月12日号
2021.02.01 07:00
週刊ポスト

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