一行が解散したのは、陽も昇り街がすっかり明るくなった早朝5時すぎ。野田は道路沿いでパーティに参加していた男性に背後からギュッと抱きしめられた後、泥酔した様子で転がり込むようにタクシーに乗り込み帰宅していった。
この時期、東京はまん延防止等重点措置が適用されており、飲食店は営業時間の時短要請、酒類の提供は1グループ2人までで90分以内などとされていた。
野田は、3回目の緊急事態宣言発令の方針が報道されていた今年の4月下旬、「個人的な、正直な気持ちです」として、自身のこんな思いをツイッターに投稿している。
《ここ1年間の考察や反省や説明が何もない状態で3回目の緊急事態宣言なんて聞く気になれねぇという気持ちにどこかなる》
「野田さんは新型コロナが広まった当初から一貫して、過度な自粛は不要という姿勢です。今回もそれが“有言実行”されたといっていいでしょうね」(前出・野田を知る音楽関係者)
東京都は7月12日から4度目の緊急事態宣言に入る。いつコロナ禍が収束して、音楽フェスなどが開催できるのだろうか。残念ながら、誰も未来を確約できぬままの日々が続いている。