大坂なおみ

恋人コーデーとのラブラブなショットを公開した大坂なおみ(インスタグラムより)

「彼女は天性の才能と体格に恵まれ、瞬く間にトップに立った印象があります。そのためか良くも悪くもテニスに対する執着心が薄いところがあります。全仏の記者会見の一件で、全仏、全英と連続で四大大会を欠場したこともそういったところでしょう。世界ランク1位を取ると目標を失いモチベーションを保つのが難しいですし、ほかの選手より『引退』という選択肢は近いところにある気がします」

 一生に一度あるかないかの母国開催の五輪に向け、大坂選手は、練習拠点のアメリカで練習を再開した。五輪直前に帰国して試合に臨むプランを選んだという。いま、彼女の脳裏には「これが最後の舞台」という思いがよぎっているのだろうか。精神科医の片田珠美さんは、大坂選手の精神状態をこう分析する。

「大坂選手は『新型うつ病』の可能性が高いと思います。若い女性に多いのですが、好きなことやうれしいことをやっているときは元気で明るくなるのに、仕事など嫌なことになると落ち込む『気分反応性』が認められます。

 大坂選手は、“2018年の全米オープン優勝後にうつ病を発症した”と告白していますが、目標を達成した後にうつ病になることは少なくありません。五輪が、大坂選手の精神状態に影響を与えることは充分に考えられますね」

 五輪後も、一日でも長く、コート上に咲く“なおみスマイル”を見続けられることを期待したい。

※女性セブン2021年7月29日・8月5日号

大坂選手のインスタグラムで公開された家族写真。姉・大坂まりさん(写真左から2番目)元テニスプレーヤー

大坂選手のインスタグラムで公開された家族写真。姉・大坂まりさん(写真左から2番目)元テニスプレーヤー

大坂なおみはハードコートを得意とする(写真/AFP=時事)

大坂なおみは東京五輪ではどんな活躍を見せるのか(写真/AFP=時事)

日本でも有名になったフロイドさんの名前を刻んだマスク

マスクで黒人差別への抗議の意思を示したことも(写真/アフロ)

関連キーワード

関連記事

トピックス

雅子さま(2025年10月28日、撮影/JMPA
【天皇陛下とトランプ大統領の会見の裏で…】一部の記者が大統領専用車『ビースト』と自撮り、アメリカ側激怒であわや外交問題 宮内庁と外務省の連携ミスを指摘する声も 
女性セブン
名古屋事件
【名古屋主婦殺害】長らく“未解決”として扱われてきた事件の大きな転機となった「丸刈り刑事」の登場 針を通すような緻密な捜査でたどり着いた「ソフトテニス部の名簿」 
女性セブン
今年の6月に不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《世界ランキング急落》プロテニス・錦織圭、“下部大会”からの再出発する背景に不倫騒と選手生命の危機
NEWSポストセブン
国仲涼子が『ちゅらさん』出演当時の思い出を振り返る
国仲涼子が語る“田中好子さんの思い出”と“相撲への愛” 『ちゅらさん』母娘の絆から始まった相撲部屋通い「体があたる時の音がたまらない」
週刊ポスト
「運転免許証偽造」を謳う中国系業者たちの実態とは
《料金は1枚1万円で即発送可能》中国人観光客向け「運転免許証偽造」を謳う中国系業者に接触、本物との違いが判別できない精巧な仕上がり レンタカー業者も「見破るのは困難」
週刊ポスト
各地でクマの被害が相次いでいる(左/時事通信フォト)
《空腹でもないのに、ただただ人を襲い続けた》“モンスターベア”は捕獲して山へ帰してもまた戻ってくる…止めどない「熊害」の恐怖「顔面の半分を潰され、片目がボロり」
NEWSポストセブン
カニエの元妻で実業家のキム・カーダシアン(EPA=時事)
《金ピカパンツで空港に到着》カニエ・ウエストの妻が「ファッションを超える」アパレルブランド設立、現地報道は「元妻の“攻めすぎ下着”に勝負を挑む可能性」を示唆
NEWSポストセブン
大谷翔平と真美子さんの胸キュンワンシーンが話題に(共同通信社)
《真美子さんがウインク》大谷翔平が参加した優勝パレード、舞台裏でカメラマンが目撃していた「仲良し夫婦」のキュンキュンやりとり
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の発生時、現場周辺は騒然とした(共同通信)
「子どもの頃は1人だった…」「嫌いなのは母」クロスボウ家族殺害の野津英滉被告(28)が心理検査で見せた“家族への執着”、被害者の弟に漏らした「悪かった」の言葉
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
“最もクレイジーな乱倫パーティー”を予告した金髪美女インフルエンサー(26)が「卒業旅行中の18歳以上の青少年」を狙いオーストラリアに再上陸か
NEWSポストセブン
大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン