スポーツ

ブル中野、結婚で変わった人生観 悪役メイクで酷使した肌も転生

ああああ

「50kg落としたので、皮膚のたるみには要注意なんです」と、スリムになった伝説のレスラーは語る

 トレードマークは青く逆立てたモヒカンヘア。1980~1990年代、ダンプ松本らと組んだ「極悪同盟」の“最凶”レスラーとして活躍したブル中野(53才)。悪役ながら男女問わず愛されたプロレス界のレジェンドだ。数年前、そんな最凶レスラーがスリムでフェミニンに激変した姿を見て驚愕したファンも多いだろう。

 ブル中野がプロレス入りしたのは、15才のときだ。

「アントニオ猪木さんの試合を観てプロレスファンになりました。それを見ていた母が、『そんなに好きならプロレスラーになれば?』と、オーディションに応募したんです。

 プロレスを観るのは好きだけど、まさかやるなんて! という感じでした。当時の私は運動神経も悪く、手芸部で、性格も暗かった。母は、この子は人生をなめているから、厳しいところに身を置いたら変わるんじゃないかと(笑い)。それに、すぐ逃げ帰ると思ったようです」(中野・以下同)

 中学1年生でオーディションに合格。卒業を待って全日本女子プロレスに入門。当初はベビーフェイス(善玉)として頭角を現した。

 その後、8才年上のダンプ松本に誘われ、18才で悪役に転向することになる。リングネームも本名の中野恵子からブル中野へ改めた。

「最初は嫌でしたねえ。当時の悪役は『本当に悪いやつ』と思われていて、会場で石を投げられることもあり、しばらくは『もう人生終わりだ』と絶望していました」

 そこから“最凶”として名を馳せるまでに、どんな心境の変化があったのだろう?

「踏ん切りのつかない私を見たダンプさんに、髪の毛を半分剃られたんです。モヒカンにするつもりが、半分剃ったところで、ダンプさんも飽きたんでしょうね(笑い)。『お前は半人前だからこれでいいや』ということで、半分剃ったスタイルが定着しました。

 それを機に、『私が生きていく道はリングしかない』と吹っ切れました。ダンプさんには本当に感謝しています」

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
「救急車と消防車、警官が来ていた…」遠野なぎこ、SNSが更新ストップでファンが心配「ポストが郵便物でパンパンに」自宅マンションで起きていた“異変”
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン