芸能

恋愛は描かない? 仮面ライダー50周年、知っておきたい豆知識

ドラマ版の謎は劇場版で明かされることも

ドラマ版の謎は劇場版で明かされることも。「スーパーヒーロー戦記」製作委員会(c)石森プロ・テレビ朝日・ADK・EM・東映(c)2021テレビ朝日・東映AG・東映

 1971年4月3日に放送が始まり、今年で生誕50周年を迎えた『仮面ライダー』。仮面ライダーの“変身して戦う”という基本コンセプトは、50年経ったいまでも変わらない。だが、時代とともに設定やモチーフは変化している。ここでは、知っておきたい基本的な豆知識を紹介しよう。

仮面ライダーのモチーフ(題材)は、いまや虫だけではない

 昭和の仮面ライダーを知る世代には、仮面ライダーはバッタなどの昆虫がモチーフになっているイメージが強いが、平成に入ってそれも変化している。『仮面ライダー龍騎』がドラゴン、『仮面ライダー電王』は電車、『仮面ライダージオウ』にいたっては“時計”がモチーフとなるなど、かなり幅が広がっているのだ。

ドラマ版の謎は、劇場版で明かされることがある

 劇場版には、テレビ放送では明かされなかったことが盛り込まれている。歴代のライダーが登場したり、スーパー戦隊と力を合わせて敵と戦うことも。『スーパーヒーロー戦記』では、劇場版オリジナルキャラの謎の少年(鈴木福・17才)が、キーパーソンとなる。

変身前のライダーの職業は自由業が多い

『クウガ』は冒険家、『W』は探偵、『キバ』はバイオリン職人、『セイバー』は古書店を営む小説家など、自由業が多いのには理由がある。

「ライダーはすぐに駆けつけなければならないため、会社員よりも比較的時間に融通がきくことが重要なんです」(仮面ライダーシリーズの監督を務めている田﨑竜太さん・以下同)

ライダーの職業は自由業が多いワケは?

ライダーの職業は自由業が多いワケは? 。「スーパーヒーロー戦記」製作委員会(c)石森プロ・テレビ朝日・ADK・EM・東映(c)2021テレビ朝日・東映AG・東映 

女性ヒーローが活躍

 仮面ライダーで女性ライダーが登場したのは平成以降。2002年の劇場版『仮面ライダー龍騎 EPISODE FINAL』では「仮面ライダーファム」が活躍。2012年に放送されたテレビドラマ『ウィザード』シリーズにも登場している。

「これは、男女共同参画社会によるもの。2019年の『仮面ライダーゼロワン』の仮面ライダーバルキリーは、かなり重要なメインキャラとして活躍しています」

豪華なアーティストが主題歌を担当

 主題歌を歌うのは日本を代表するトップアーティストたち。『仮面ライダー555』はISSA、『仮面ライダーディケイド』はGACKT、『仮面ライダーゴースト』は氣志團が担当している。最新作の『仮面ライダーセイバー』は、東京スカパラダイスオーケストラと川上洋平が担当する『ALMIGHTY~仮面の約束 feat.川上洋平』だ。

恋愛模様はあまり描かれない!?

「仮面ライダー」シリーズではヒロインが数多く登場するが、主人公との恋愛模様は明確には描かれない。

「これは、恋愛シーンを入れるとお母さんからの反発があるのが理由です。戦闘シーンはフィクションだけど、恋愛は子供たちにとっても身近だから、"真似されると困る。まだ早い"と、親御さんは思われるようです」

取材・文/廉屋友美乃 取材協力/前川亜紀

※女性セブン2021年7月29日・8月5日号

関連記事

トピックス

大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ハワイ別荘・泥沼訴訟を深堀り》大谷翔平が真美子さんと娘をめぐって“許せなかった一線”…原告の日本人女性は「(大谷サイドが)不法に妨害した」と主張
NEWSポストセブン
須藤被告(左)と野崎さん(右)
《紀州のドン・ファンの遺言書》元妻が「約6億5000万円ゲット」の可能性…「ゴム手袋をつけて初夜」法廷で主張されていた野崎さんとの“異様な関係性”
NEWSポストセブン
神田正輝の卒業までに中丸の復帰は間に合うのか(右・Instagramより)
《神田正輝の番組卒業から1年》中丸雄一、『旅サラダ』降板発表前に見せた“不義理”に現場スタッフがおぼえた違和感
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)の“過激バスツアー”に批判殺到 大学フェミニスト協会は「企画に参加し、支持する全員に反対」
NEWSポストセブン
主人公・のぶ(今井美桜)の幼馴染・小川うさ子役を演じた志田彩良(写真提供/NHK)
【『あんぱん』秘話インタビュー】のぶの親友うさ子を演じた志田彩良が明かすヒロインオーディション「落ちた悔しさから泣いたのは初めて」
週刊ポスト
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《いまだ続く広陵野球部の暴力問題》加害生徒が被害生徒の保護者を名誉毀損で訴えた背景 同校は「対岸の火事」のような反応
週刊ポスト
どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン
林家ペーさんと林家パー子さんの自宅で火災が起きていることがわかった
《部屋はエアコンなしで扇風機が5台》「仏壇のろうそくに火をつけようとして燃え広がった」林家ぺー&パー子夫妻が火災が起きた自宅で“質素な暮らし”
NEWSポストセブン
1年ほど前に、会社役員を務める元夫と離婚していたことを明かした
《ロックシンガー・相川七瀬 年上夫との離婚明かす》個人事務所役員の年上夫との別居生活1年「家族でいるために」昨夏に自ら離婚届を提出
NEWSポストセブン