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管理栄養士・清水加奈子さんの「ビタミンたっぷり朝食」。(写真右上から時計回りに)ノンシュガーのミルクティー、具だくさんサラダ、いわしの缶詰めと玉ねぎのマリネをのせたバゲット、ヨーグルト、台湾パイナップル。「芯まで食べられる台湾パイナップルは最近のマイブーム」(清水さん)。(写真/清水さん提供)

 加えて、調理の必要がないくオススメなのが、「アイスクリーム」だ。一般的にはおやつに食べる“嗜好品”だが、専門家が票を投じたのはなぜか。

 精神科医の古賀良彦さんが解説する。

「朝に、ひと口大の小さなアイスクリームを2つ被験者に食べてもらい脳波を測る実験をしたところ、覚醒しかつ気持ちが安定していることを表す周波数の高いアルファ波が多く出るという結果が出ました。朝食にアイスクリームを取り入れることで、仕事に臨むのに適した気分をもたらしてくれるといえます」

 朝食は食べたほうがいいとはいえ、食べすぎるのは禁物だ。内科医の谷本哲也さんはこう言う。

「腹八分目が鉄則です。常にお腹が満たされている状態は、人間にとってはむしろ有害です。バランスに気をつけ、少量の食材を多種類摂るよう心がけてください」

 朝食を食べるために早起きしたら、朝日を浴びることも重要だ。内科医の佐々木欧さんが言う。

「体内時計のリセットは、食事だけでなく朝の太陽の光によってもリセットされます。特にステイホームが続くいまは家にいる時間が長く、夜遅くまでパソコンやスマホの画面の光を浴びる人が多い。こうした生活は、体内時計を狂わせ、生活習慣病などさまざまな弊害を生みます。食事と朝日で、正しい体内時計を取り戻してほしい」

 窓から差し込む朝日を浴びながら、「最強の一品」を口に運ぼう。

※女性セブン2021年7月29日・8月5日号

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