「中学生の時に、友達がとぼけて『はにゃ?』って言っていたんですね。それがとにかく面白くて、ずっと記憶に残ってて。よくわからないことがあった時に『は?』の代わりに『はにゃ?』って言うんです。地元の友達の間ではすごく流行っていました。
それで私が芸能活動を始めてから、井上千晶のキャラクターを作った時に、ネタの中に『はにゃ?』を取り入れてみたんです。テレビでネタを披露する機会もあったからか、徐々に周りの人も使ってくれるようになっていきました」
一方、「はにゃ?」の発祥には諸説あるようで、丸山が火付け役となる以前からも様々なテレビ番組で使用され、たびたび流行してきている。丸山は今回の流行語大賞の受賞も「リバイバル」と表現する。
「『はにゃ?』は私のオリジナルというわけではないんですよ。私は何も知らずに使いたいと思って使っていただけだったんですけど、『はにゃ?』を使い始めたら母に『私の世代は“はに丸”を思い出すなあ』と言われて。調べてみたら30年以上前に『はにゃ?』を使ってるキャラクターがいたんですよね。
後で知ったんですが、『おーい!はに丸』に登場するはに丸の口癖だったり、他にも『マイ☆ボス マイ☆ヒーロー』で長瀬智也さんが使っていたり、『カードキャプターさくら』にも出てきたり。周りの人に言われて初めて知って、もともとあった言葉なんだなって、すごく勉強になったんです。
なので私が自分だけの力で『はにゃ?』を流行らせたわけではなくて、昔流行っていたもののリバイバルみたいな感じで捉えてもらえたら嬉しいなと思います」