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携帯電話を持つことがステータスだったバブル期 基本料金は1万7千円

バブル期の携帯電話

バブル期には高嶺の花だった携帯電話は所持すること自体がステータスだった(Fujifotos/AFLO)

 もはや生活に欠かせないツールとなったスマートフォン。コロナ禍で外出しにくい生活の中で、スマホばかりを眺めているという人も多いのかもしれない。最近は携帯料金も値下がりし、より使いやすいツールとなっているが、携帯電話が登場したころは、一部のお金持ちのためのものだった。今から約30年前、バブル期前後の携帯電話事情について、モバイル研究家・木暮祐一さんが説明する。

「1979年に発売された自動車電話、1985年のショルダーフォン、1991年の超小型携帯電話はいずれも価格が高く、庶民には手が届かないものでした。

 そこではやったのが、ポケベルです。数字で『4649(ヨロシク)』などの語呂合わせができるものから文字メッセージが送信できるものへと進化し、女子高生たちを中心に人気が広がりました。

 一方、1994年以降になるとケータイ各社の価格競争によって本体価格が5万円以下まで下がりました。基本使用料も1991年頃は1万7000円だったのが、5~6000円くらいまで下がり、一気に普及していきました。のちにショートメール機能が搭載されるとポケベルユーザーがケータイへと移行していくようになりました」

 1990年代初頭のバブル期の携帯電話は、いわば“高嶺の花”であり、所有することがステータスだったのだ。

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