「中田を獲得しておいて、わずか数か月で次期監督に譲り渡すとは思えない。阿部慎之助2軍監督や桑田真澄投手チーフコーチ補佐など候補はいますが、中田を上手に扱えるかという点に関しては未知数です。原監督時代に“ヤンチャさ”が影を潜めていた清原も2004年に堀内恒夫監督が就任すると、起用法の不満から対立してしまった。よほどチーム成績が悪くならない限り、中田が更生したと認められるまでは原政権が続くでしょう。そもそも、2連覇して、今年も優勝争いをしている監督を“若返り”の名の下に無理して変える必要なんてありませんし」
今年、32歳の中田翔は打率1割9分3厘、4本塁打と苦しんでいる。
「中田はこれからベテランの域に入ってくる。仮に復活しても、数年後には年齢的に下り坂になると考えられます。その時、中田を扱えるのは原監督しかいないと思うんですよ。中田に引導を渡すまで、原政権が続くかもしれません」
中田の活躍次第で原監督の長期政権がいつまで続くかが決まるのかもしれない。