野々村真への心ない発言に批判の声
「テレビ界が昨今、一番恐れているのは炎上ですが、だからこそハッキリと物を言ってくれる人は貴重です。坂上忍のほか、立川志らく、梅沢富美男、カンニング竹山、長嶋一茂、古市憲寿など、何でもズバズバ斬る人がテレビで大人気ですよね? 問題発言がネットで話題になれば、チャンネルを合わせる人も出てくる。いわゆる炎上マーケティングというヤツで、彼らをありがたく起用している制作サイドの人間がいるのです。
ただ、それにしても今回の坂上の発言は、あまりに配慮に欠けたものと言わざるを得ません。苦しんでいる人がいても笑いにもっていくような“テレビ的発言”は時代遅れですし、視聴者も求めてはいなかったでしょう。坂上はこれまでも放言を繰り返してきたので、それが積もり積もって今回、批判が殺到したという面もあるでしょう」
芸能関係者は、今回の坂上発言のマズさについてこう語る。
「文字だけを読むと確かにひどい発言ですが、野々村と坂上の関係やキャラを考える必要はあります。野々村は長年レギュラーを続ける『世界・ふしぎ発見!』(TBS系)でもイジられ役ですし、坂上も、『助かって良かった』という気持ち表す照れ臭さの裏返しで、ああいうセリフを言ったはず。お互いテレビ的なキャラを貫いたという見かたは出来ます。
ただ、コロナがこれほど長きにわたって関心を集め、多くの人が実際にコロナにかかって苦しんでいる現状を考えると、命を落としかけた野々村のことを茶化すのは明らかにマズかった。『バイキングMORE』は毎日3時間の生放送ですから、そのあたりを判断する感覚が鈍ってくると、今後、視聴者離れにつながっていく可能性もあります」
いずれ「誰も応援してなかったよ」と言われてしまうのは、坂上や番組のほうかもしれない。
愛犬を散歩させる坂上(2020年7月)
散歩中の坂上
3匹を連れて歩く