また、同じく北朝鮮国内に親戚を持つ別の中国人は、「北朝鮮では食料価格が非常に高くなっており、しばらく白米も見ていない人が多いようだ」と語っているという。
国連食糧農業機関(FAO)は最近の報告書で、「北朝鮮では1990年代に『苦難の行軍』と呼ばれる経済破綻が起き、全人口2300万人のうち10分の1もの人々が飢餓で亡くなるという事態が発生したが、それから四半世紀が経ち、北朝鮮の食糧事情は再び悲惨な状況にある。北朝鮮は今年、通常の需要の約2カ月分に当たる約86万トンの食料が不足する見通しだ」と指摘している。