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「スタオベしても良いんやで」ディーン・フジオカが見せた「コロナ禍ライブ」の正解

ディーンフジオカを目撃

ディーン・フジオカを目撃

 コンサート会場から颯爽と現れたのは、白のパーカーに黒いパンツ姿の俳優でシンガーソングライターのディーン・フジオカ(41才)。9月4日からスタートした全国ツアーの初日公演から帰途につく瞬間だ。意外と冷え込んだ雨の中、ライブ終了から1時間半も出待ちをしていた熱狂的なファンたちは、隙間からわずかしか見えないディーンに必死に手を振って見送った。

 いまだかつて見たことのないライブの興奮が、雨に打たれ続けても収まらなかった様子。その中の1人、40代女性ファンは、少しためらいながらも口を開いた。

「ライブ中に『今夜の中身は絶対に言わない』と、おディーン様と私たちで約束をしたんです。詳しくは言えないのですが、とにかく斬新でした」

 ディーンも、終演後の公式インスタグラムで「イメージしていたライブから予想が大きく外れたと思います。コロナ禍以前の従来のライブコンサートとは全く別の新しいショー」とつづった。

 観客には、感染対策のために「声援無し」のルールが設けられた。前出の40代女性ファンは「それでも、おディーン様が私たちを魅了してくれました。着席鑑賞でしたが、最後には感激でスタンディングオベーションをした人も出たほどでした」と明かした。

 本人もライブ後、インスタグラムで、「これは歌手として、役者として舞台に立ったのか? この舞台表現はライブコンサートなのか、ミュージカルか、歌劇なのか? 明確に分けられない部分があります」と振り返っていた。

 さらにインスタグラムでは、最初は戸惑った客席の空気も鋭く感じながらも、「理解できなくてもなぜか感動は伝わる。それがアートの魅力です。大切なのは、同じ空間にいる全員で一緒に未体験ゾーンへ向かって一歩踏み出していくこと、そして会場を去るときには新しい自分にトランスミュートしてること」と、自身の思いを熱く訴えた。

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