自民党OB17人が選んだ「次の総裁」
自民党離党後、新党さきがけ代表として細川内閣の官房長官や村山内閣の大蔵相を務め、“ムーミンパパ”の愛称で呼ばれた武村正義氏は、「政治混迷期」だからこそ河野氏を推す。
「私が自民党を離党した1993年は政治が混迷していた時代で、新党さきがけをつくって非自民の細川政権を支え、政治の転換を図った。現在もコロナ禍で政治は混迷状態。だから新しい政治を見せてほしいと期待している。河野さんは自民党の中では異端児。脱原発や女系天皇容認など様々な問題で率直な意見を表明してきたから党内の反発も少なくない。今回の総裁選で、今まで通りの政治の安定を考えるなら岸田さんだろうが、この混迷期に思い切って党を変える、新しい自民党でいこうという判断をするなら河野さんが最適だ」
※週刊ポスト2021年10月1日号