これは、「スポンサー受けのいい年代向けの番組を作ることでCM収入を得よう」という戦略ですが、私が取材している限り、テレビマンたちは必ずしも一枚岩ではありません。「もっと人口ボリュームのある50・60代向けのバラエティが必要」「これ以上CM収入だけに頼るビジネスモデルは視野が狭く危険」などと見ているテレビマンもいて、「10~40代の個人視聴率が低い」という理由で終了させることを疑問視しているのです。
そんなテレビマンが最終回の放送時にネット上の反応を注視して、判断の成否を探っているようですが、少なくとも民放各局の中で「変わらなければいけない」という意識が高まっているのは間違いないでしょう。
【木村隆志】
コラムニスト、芸能・テレビ・ドラマ解説者。雑誌やウェブに月30本前後のコラムを提供するほか、『週刊フジテレビ批評』などの批評番組に出演し、番組への情報提供も行っている。タレント専門インタビュアーや人間関係コンサルタントとしても活動。著書に『トップ・インタビュアーの「聴き技」84』『話しかけなくていい!会話術』『独身40男の歩き方』など。
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