自民党OB17人が選んだ「次の総裁」
「石破さんが出馬したら応援するつもりだった」という笹川堯・元総務会長は「前代未聞の総裁選」と呆れている。
「前日まで出馬すると言っていた菅義偉・首相が翌日に不出馬表明なんてこんな総裁選は見たことがない。若手議員は自分の選挙が大事だから、派閥の年寄りが右だの左だの言っても従わない。派閥は総理・総裁候補を中心に政権を目指す議員の集まりだったが、今は昔と違って議員が肩を寄せ合っているだけになった」
総裁候補のパワーも、派閥のパワーも、自民党そのもののパワーも、明らかに衰えていると感じているのだ。
※週刊ポスト2021年10月1日号