ただ、V6ファンの皆さんの多くは、今年3月の発表時から、とても落ち着いていらしたのを覚えています。彼らと共に年齢を重ねてきた“大人”というだけでなく、ライブやイベントなどでお目にかかるV6ファンの皆さんは、キチンとした生活者という印象があります。
そしてV6を語るときに外せないのが「6人中4人が既婚者」だということ。そして、奥様の“お顔”も“プロフィール”も私たちはよくわかっているのですが、話題をそのことに寄せないのはV6のやさしさであり、ファンの皆さんへの気遣いかと。
それをわかって「ありがとう」と思っているファンの皆さんのことをV6メンバーがまた信頼し、安心していらっしゃる。こんなにも最高な関係性を築き上げられるのも、26周年だからこそなのでしょう。
グループは解散してしまいますが、ベスト盤『Very6 BEST』の発売と『LIVE TOUR V6 groove』の配信は最高の贈り物。そして、全員が表現者として、これからもさらに大きく羽ばたいていかれる。“トニセン”は残るというので、また3人が主演の舞台などを見せていただけるのでしょう。
いつも書かせていただいているように私はバラエティー班&情報班ゆえ、井ノ原クンのMC力、坂本クンや長野クンの仕切り力、「ひらパー兄さん」=岡田クンの笑いのセンスに心底、惹かれます。そして三宅クンの抜群のトーク力が昨今、業界内で大注目されていることもここに記したいと思います。
最後に、俳優・森田剛クンの唯一無二の演技をたくさん見たいです。
すごいグループ、すごい6人。V6を決して忘れません。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ〜テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2021年10月28日号