■「スリッパ」に履き替える必要がある病院
3つ目の判断基準は、環境の整った病院であるかどうか。まずポイントになるのが「清潔性」だ。
「院内を見れば、経営者や医師が医療に向き合う姿勢が見て取れます。特に今は感染症に気をつけるべきなのに、入り口でスリッパに履き替えさせる病院はウイルスや菌への対策が十分とは考えられません。このご時世に院内感染を意識しない病院は避けるべきでしょう」(岡田医師)
■看護師や受付の態度が丁寧でない
患者とのコミュニケーションが問われるのは医師だけでない。
「看護師や受付の態度を見れば、経営者がスタッフをどう指導しているか一目瞭然です。予約などの電話対応ひとつで、その病院の姿勢が推察できます」(岡田医師)
■ホームページが1年以上更新されていない
病院がホームページなどを開設していればそれも判断材料になる。
「ホームページが1年以上更新されていない中規模以上の病院は、患者への対応や情報伝達がなおざりな印象があります。逆に頻繁にHPを更新していて、医師の顔写真などが載っている病院は信頼感がある」(岡田医師)
信頼できる「名医」と、いい加減な「駄医」の見極めは、あなた次第だ。
※週刊ポスト2021年10月29日号