国内

マッチングアプリで高齢者から3億円奪った27歳元看護師の「プロフ画像」

被害総額は3億円(写真はマッチングアプリに登録された西村容疑者のプロフィール画像)

被害総額は3億円(写真はマッチングアプリに登録された西村容疑者のプロフィール画像)

 大阪府八尾市でマッチングアプリで出会った高齢男性から1600万円を騙し取ったとして、無職・西村恵梨奈容疑者(27)と自称投資家・吉田清一容疑者(50)が詐欺容疑で逮捕された。被害者は他に40人以上、被害総額は3億円にのぼるとみられている。その詳細な手口が分かった。

「西村容疑者は今年6~7月にかけ、共犯の吉田容疑者の指示のもと、高齢男性から『奨学金や銀行のカードローンの返済がある』と1600万円を借り、そのまま返済しないでいた。ほかにも40人以上いるとされる被害者のほぼ全員が60代以上で、警察は『これは高齢男性の退職金を狙った新たな特殊詐欺だ』とみて事件の背後を調査中です」(全国紙社会部記者)

 西村容疑者は公立大学の医学部看護学科を卒業後、大学附属病院勤務を経て大手一般企業で保健師として働いていた。

 西村容疑者はどのような手口で高齢男性を篭絡していったのだろうか。10種類以上のマッチングアプリを使用していたという西村容疑者。捜査関係者が話す。

「その中で西村が主に使っていたアプリは女性登録者は20~30代が中心で、男性登録者は40~60代と中高年が多い。西村はアプリに『さき』という名前で登録。プロフィールには『年上の方が大好きでビックリされるかもしれませんが、以前は65歳の方とお付き合いしていました』『職業は看護師』などと書き込んでいた。連絡がきた男性とは『サクラではありません』『新しい恋に向かって素敵な恋人を探しています』などとやりとりし、実際に会うのは通話で相手の退職金の額を聞き出してからだった」

関連記事

トピックス

米倉涼子
《米倉涼子の自宅マンション前に異変》大手メディアが集結で一体何が…薬物疑惑報道後に更新が止まったファンクラブは継続中
火事が発生したのは今月15日(右:同社HPより)
《いつかこの子がドレスを着るまで生きたい》サウナ閉じ込め、夫婦は覆いかぶさるように…専門家が指摘する月額39万円サウナの“論外な構造”と推奨する自衛手段【赤坂サウナ2人死亡】
NEWSポストセブン
自らを「頂きおじさん」と名乗っていた小野洋平容疑者(右:時事通信フォト。今回の事件とは無関係)
《“一夫多妻男”が10代女性を『イヌ』と呼び監禁》「バールでドアをこじ開けたような跡が…」”頂きおじさん”小野洋平容疑者の「恐怖の部屋」、約100人を盗撮し5000万円売り上げ
NEWSポストセブン
ヴァージニア・ジュフリー氏と、アンドルー王子(時事通信フォト)
《“泡風呂で笑顔”の写真に「不気味」…》10代の女性らが搾取されたエプスタイン事件の「写真公開」、米メディアはどう報じたか 「犯罪の証拠ではない」と冷静な視点も
NEWSポストセブン
来季前半戦のフル参戦を確実にした川崎春花(Getty Images)
《明暗クッキリの女子ゴルフ》川崎春花ファイナルQT突破で“脱・トリプルボギー不倫”、小林夢果は成績残せず“不倫相手の妻”の主戦場へ
週刊ポスト
超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”だった高橋麻美香容疑者
《超有名“ホス狂い詐欺師風俗嬢”の素顔》「白血病が再発して余命1か月」と60代男性から総額約4000万円を詐取か……高橋麻美香容疑者の悪質な“口説き文句”「客の子どもを中絶したい」
NEWSポストセブン
迷惑行為を行った、自称新入生のアビゲイル・ルッツ(Instagramより)
《注目を浴びて有料サイトに誘導》米ルイジアナ州立大スタジアムで起きた“半裸女”騒動…観客の「暴走」一部始終がSNSで拡散され物議に
NEWSポストセブン
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《異なる形の突起物を備えた光沢感あるグローブも…》10代少女らが被害に遭った「エプスタイン事件」公開された新たな写真が示唆する“加害の痕跡”
NEWSポストセブン
「みどりの『わ』交流のつどい」に出席された秋篠宮家の次女、佳子さま(2025年12月15日、撮影/JMPA)
佳子さま、“ヘビロテ”する6万9300円ワンピース 白いジャケットからリボンをのぞかせたフェミニンな装い
NEWSポストセブン
オフシーズンを迎えた大谷翔平(時事通信フォト)
《大谷翔平がチョビ髭で肩を組んで…》撮影されたのはキッズ向け施設もある「ショッピングモール」 因縁の“リゾート別荘”があるハワイ島になぜ滞在
NEWSポストセブン
愛子さまへのオンライン署名が大きな盛り上がりを見せている背景とは(時事通信フォト)
「愛子さまを天皇に!」4万9000人がオンライン署名、急激に支持が高まっている背景 ラオス訪問での振る舞いに人気沸騰、秋篠宮家への“複雑な国民感情”も関係か
週刊ポスト
群馬県前橋市の小川晶前市長(共同通信社)
「再選させるぞ!させるぞ!させるぞ!させるぞ!」前橋市“ラブホ通い詰め”小川前市長が支援者集会に参加して涙の演説、参加者は「市長はバッチバチにやる気満々でしたよ」
NEWSポストセブン