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2021.10.19 16:00  週刊ポスト

ヤクルト・村上宗隆 「清宮の外れ1位」が覚醒するまで

 毎年、夏の甲子園が終わると、U-18侍ジャパン(高校日本代表)が結成される。だが、左の長距離砲として選出されたのは清宮、安田尚憲(履正社から千葉ロッテ)のふたり。またしても村上は代表ユニフォームを着ることはできなかった。失意の村上に、坂井監督は「臥薪嘗胆」の四文字を贈った。

「大きく成長するために、耐え忍ぶ時期だった。侍ジャパンはプロの舞台で辿り着けばいい。入団する時も、契約金7500万円の年俸720万と、ドラフト1位で誰よりも低かった。清宮、安田は契約金1億の年俸1500万円でしたから、およそ半分。それも反骨につながっていると思います」

 それから4年後、侍ジャパンのユニフォームを着て、五輪金メダルに輝くのだから、村上は悔しい経験を見事、糧とした。

後編へ続く)

【プロフィール】
柳川悠二(やながわ・ゆうじ)/1976年、宮崎県生まれ。法政大学在学中からスポーツ取材を開始し、主にスポーツ総合誌、週刊誌に寄稿。著書に『永遠のPL学園』(小学館文庫)。2016年、同作で第23回小学館ノンフィクション大賞を受賞。

※週刊ポスト2021年10月29日号

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