牧島かれん氏は庶民感覚を掴めるのか
「牧島さんの選挙区である小田原や足柄、秦野などは山間部で鳥獣被害も多い。彼女が神奈川県猟友会小田原支部に所属して猟をするのは、地元対策でもあるんです。
彼女の所属する麻生派は、トップの麻生太郎さんに河野太郎さんなど、名だたる世襲議員が揃っている。彼らの場合、麻生さんなら漫画好き、河野さんなら音痴など、エリートでも親しみの持てる側面をアピールしてきましたが、彼女にとってはそれが猟であり、ジビエ好きでした。しかし、今回のNTTによる高額接待で、有権者に“彼女はやっぱり庶民感覚とは違う”と思われてしまうのではないかと危惧しています」
麻生氏は首相時代、若者たちと居酒屋で懇談した後、庶民感覚をアピールしようと「(料理は)ホッケの煮付けとか、そんなもんでしたよ」と発言し、“ホッケを食べたことがないのか”と顰蹙を買った。イメージ戦略は綻びが生じると逆効果になるということだ。