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ヤクルト高津監督 野村克也氏の教えに自分流のアレンジを加えて大成功

高津臣吾監督が師・野村克也氏から何を受け継いだ?(写真/共同通信社)

高津臣吾監督が師・野村克也氏から何を受け継いだ?(写真/共同通信社)

真価が問われる「短期決戦」

 その「人間力」は、辛口の野村氏も認めていたほどだ。高津氏の二軍監督就任が決まったのち、野村氏は本誌インタビュー(20年1月17・24日号)でこう語っている。

〈高津は選手から人気がある。私の教え子では珍しく(笑)、人間性がいいのだろう。野球を熟知しているかは疑問符がつくものの、二軍監督からスタートしたという経歴は非常にいいと思う。大いに期待できる〉

 選手との接し方は異なるものの、2人は深いところでつながっているとの指摘もある。

「高津監督は野村監督と同じように、言葉を大切にしています」

 と指摘するのは、のむらヤクルトで代打の切り札として活躍し、2007年から楽天の監督となった野村氏のもとでヘッドコーチを務めた橋上秀樹氏だ。

「野村さんはID野球を浸透させるためミーティングに多くの時間を割き、選手に滔々と語りかけました。報道で見る限りは、高津監督も言葉で選手を奮い立たせ、チームの結束力を高めているようです。質や量の違いはあれども、言葉の力で選手を鼓舞することは2人の監督に共通します。

 今季のペナント終盤のヤクルトと巨人を見ると、選手のモチベーションがいかにチームの成績に影響するか一目瞭然です。指揮官の発言がどれほど大事か、この数週間の戦いでよくわかりました」

 今回、取材したメンバーは高津氏について、「野村監督のいいところを受け継いで、自分流のアレンジを加えた」と口を揃えた。

 2019年の『週刊ポスト』の取材で、高津氏は「言葉の力」についてこう語った。

〈ケガで調整中だったり、リハビリ中で野球ができない選手を見ると、若い選手と同じ態度で接してはいけないと感じます。例えば、「頑張れ」という言葉ひとつでも、18歳とベテランでは受け取り方が違います。リハビリ中の選手には重い言葉になるかもしれない。そういった一つの言葉を使い分けるようになりました〉

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