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サプリと薬の飲み合わせ ビタミンCと解熱鎮痛剤には注意が必要

サプリ・健康食品と薬の間にも、注意すべき飲み合わせがある(イメージ)

サプリ・健康食品と薬の間にも、注意すべき飲み合わせがある(イメージ)

 薬は飲み合わせには注意をしても、サプリや健康食品なら問題ないだろうと思っている人もいるかもしれない。しかし、サプリ・健康食品と薬の間にも、注意すべき飲み合わせというものがあるというのだ。

 そこで本誌・週刊ポストは日本健康食品・サプリメント情報センターが編集、日本医師会・日本薬剤師会などが監修した『健康食品・サプリメントと医薬品との相互作用事典』から、薬剤師の長澤育弘氏(銀座薬局代表)監修のもと、組み合わせと、その危険度(高・中・低)の一覧表を作成した。

 サプリの代表的存在であるビタミンにも、それぞれ注意すべき薬の組み合わせが多数存在している。国際医療福祉大学病院内科学・予防医学センター教授の一石英一郎医師が語る。

「体内の代謝全般に関わるビタミンは“くせ者”と言えます。あらゆる種類の酵素の働きを助け健康を維持するのに役立つ一方、あらゆる薬の代謝に影響を与える可能性があるからです。身体に良いと思って安心して摂り過ぎると、薬が効き過ぎたり効かなくなることが懸念されます」

 ビタミン剤はどこでも手に入れやすいだけに、より気をつけなくてはならない点がある。前出・長澤氏は指摘する。

「サプリには医療用の薬と同じ成分のものがあり、なかにはサプリのほうが薬よりも成分が多いことがある。例えば医療用のビタミン剤シナールは1錠あたり200mgのビタミンCが含まれますが、コンビニで買える栄養ドリンクには1本で1000mg含まれるものもある。飲み合わせにはより注意すべきでしょう」

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