繰り返しになるが、私の場合は、すぐ目の前がその豪華見学者席。ステージのV6 に目をやると、大きなリアクションをとるTOKIOの松岡や、ノリノリでリズムを取り続けるKinKi Kidsの堂本剛、完璧に振りマネするTravis Japanの姿が目に入ってきた。ちなみに、グループで来ていた者たちはみな並んで座っており、そうした情報を耳にした当該グループのファンは喜びを隠さなかった。
“推し”にV6のファイナルステージを観て、学んでほしい…という想いは、後輩グループのファンなら当たり前の感情だろう。
26年間、誰一人欠けることなく活動を続け、全員がオーバー40になってもなお、オリジナルの振り付けを完璧に揃えてみせるV6 。改めて、26年前の曲や、カミセン、トニセンそれぞれのナンバー、シングル曲のカップリング曲などを聴かせてもらったが、全員の歌唱力が実に高い。しかも、MCでは、それぞれがファンの心に刺さるワードを放ち続けるのだ。26年間、積み上げたものを崩さぬよう大切にし続け、美しい仕舞い方をも見せてくれたうえ、自分たちの“明日”も約束してくれたV6。本当に偉大なるグループだ。