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2021.11.06 07:00  NEWSポストセブン

秋の新バラエティが早くも“壊滅状態” 民放の番組制作に欠けている視点とは?

『ベストワン』

『ザ・ベストワン』(TBS系)も苦戦が続く(公式HPより)

  この秋の改編期、民放では多くの新バラエティがスタートしたが、それらが早くも大苦戦している。各局の新番組をチェックしていくと、その理由とともに制作サイドに欠けている視点が見えてきた。コラムニストでテレビ解説者の木村隆志さんが解説する。

 * * *
 11月のはじまりとともに秋の新番組がようやくひと通りそろいました。本来、新番組は「新たな話題を提供」「初回特番で盛り上がる」という意味で華やかなものですが、今秋は早くもあやしげなムードがただよいはじめています。

 下記にゴールデン・プライム帯の主な新番組と、個人全体・世帯視聴率を挙げていきましょう(ビデオリサーチ、関東地区)。

○日本テレビ
『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』10月19日―個人4.8%・世帯8.2%、同26日―個人3.4%・世帯6.4%、11月2日―個人4.1%・世帯7.5%
『おしゃれクリップ』10月10日―個人5.1%・世帯8.9%、同17日―個人4.1%・世帯7.1%、同24日―個人3.8%・世帯6.7%

○テレビ朝日
『ウラ撮れちゃいました』9月23日―個人5.3%・世帯9.1%、10月14日―個人4.0%・世帯7.5%、同28日―個人3.2%・世帯5.8%
『くりぃむナンタラ』10月17日―個人3.1%・世帯5.4%、同24日―個人1.8%・世帯3.4%
『電脳ワールドワイ動ショー』10月2日―個人2.5%・世帯5.1%、同16日―個人1.3%・世帯2.6%、同23日―個人1.8%・世帯3.3%

○TBS
『ザ・ベストワン』10月15日―個人2.6%・世帯4.4%、同29日―個人3.5%・世帯5.6%
『100%アピールちゃん』(MBS)10月11日―個人1.9%・世帯3.7%、同18日―個人1.4%・世帯2.7%、同25日―個人1.7%・世帯3.2%、11月1日―個人2.2%・世帯4.1%

○テレビ東京
『有吉の世界同時中継~今、そっちってどうなってますか?~』10月7日―個人3.4%・世帯5.9%、同21日―個人3.1%・世帯5.5%
『~夢のオーディションバラエティー~Dreamer Z』10月24日―個人1.1%・世帯2.1%

○フジテレビ
『爆買いスター恩返し』10月29日―個人4.6%・世帯8.1%

「新しい」を感じさせる番組の不在

 TBSを代表するお笑いネタ特番をレギュラー化した『ザ・ベストワン』が10月15日も同29日も3時間SPだったにもかかわらず、個人2~3%・世帯4~5%台に留まったことを筆頭に、秋の新番組は極めて厳しいスタートになりました。

 もともと録画視聴や配信視聴の割合が大きいドラマとは異なり、バラエティはリアルタイムで見てもらうための視聴率が重要。だからこそ初回だけでなく、その後も2~3時間の特番仕様が多いだけに、各局から「さすがにこれはまずい」という声が漏れ伝わってきます。

 問題は関係者たちが、「まだはじまったばかりだから仕方がない」「長い目で見ていこう」と言っていられない状況にあること。今から約2か月前の9月、民放各局が新番組を発表するたびに、「どこかで見たようなものばかり」「これは新番組なの?」などの否定的な声があがっていました。

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