畠山の翌年(2016年)には松野未佳がグランプリを獲得

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フェアリージャパンはリオ五輪で団体8位に入賞

フェアリージャパンはリオ五輪で団体8位入賞

「畠山愛理さんが受賞されたのは、将来性溢れる女性に対してミス日本として表彰する『和田静郎特別顕彰ミス日本』という著名人特別表彰です。唯一、我々協会の推薦で決まるもので、畠山さんはこの賞の第一号です。目的や目標のためにたゆまぬ鍛錬を積み重ねる女性に贈りたいと考え、選定を行ないました」

 受賞者を選定する段になると、何人かいた候補者のなかで検討委員たちは「満場一致」で畠山を推したという。

「畠山さんが候補として提案された時、検討委員からは『まさに彼女だ』という声が上がりました。日本チームが悲願とする、オリンピック新体操における入賞。この高い目標に向けて個人としての努力はもちろん、チーム一丸とならなければなりません。畠山さんにはその絶対的な努力の量はもちろん、周囲と調和して目標へと導く魅力がありました」

 ただ、公募型のミス日本にあって、推薦での受賞は初となるため五輪を目指すアスリートにとってはいらぬ好奇の目に晒される可能性もある。しかし、畠山には「ある理由」から受賞を受諾した。

「ミス日本特別賞贈賞の話を打診した時、畠山さんからはとても前向きなお答えをいただきましたが、それは『オリンピックという目標に向けて、我々(フェアリージャパン)はもっと注目を集め、その期待を力に変えていかなければならない』という考えだと日本体操協会の担当者の方を通じて教えていただきました。栄誉は栄誉としつつ、それをチームのために引き受けたのだと知り、本当に感心したことを覚えております」(和田氏)

 最後に和田氏は、メジャー挑戦を支える立場となった今の畠山についてこう語った。

「畠山さんは素晴らしい調和の力をお持ちですから、今後はご自身だけでなくパートナーの資質を存分に引き出していかれるのだと思います。ミス日本協会としても誇らしいですし、お二人の今後の活躍に心から期待し、応援の気持ちでいっぱいです」

 フェアリージャパンの一員として世界の大舞台で羽ばたいた畠山は来季、メジャーという夢舞台で戦う夫・鈴木誠也の大きな支えになるに違いない。

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