寺田:はい、自分がやってよかったので、コロナ禍の高齢者に広めたいと思って、教室でやっていることを一気にパーッと書いたものなんです。
最近は、高齢者のかたの居場所を作りたいと思って、ボランティアで社会福祉協議会にも参加しているんです。
山村:それは本当に素晴らしいわね。私は本の中の理恵チャンの優しい言葉をバイブルのようにしているのよ。
山田:そして美智サンの『7秒間のハグ』(幻冬舎)も、多くのメディアで取り上げられていて、“ナナハグ”は、私の周りでは流行語になりつつあります。
山村:ありがとうございます。人は大切な人と別れる宿命にある……。だから抱き合える人がいるのだとしたら、抱き合わないともったいない。ぜひいま、抱き合ってほしいんです。7秒間じゃなくても、抱き合える幸せを心と心で感じとっていただきたい。その相手がいるうちにね。
山田:「ナナハグ」と「毎日音読」、私も実践させていただきますね。
山村・寺田:ありがとうございます!
【プロフィール】
山村美智(やまむら・みち)/1980年、フジテレビにアナウンサーとして入社。初代ひょうきんアナウンサーを務める。1984年には宅間秋史さんと結婚し、翌年、フジテレビを退社。以来、女優として活躍しており、NHK大河ドラマ『龍馬伝』や『恋する母たち』(TBS系)に出演している。
寺田理恵子(てらだ・りえこ)/1984年、フジテレビにアナウンサーとして入社。2代目ひょうきんアナウンサーに就任。2000年からはフリーに転身。専業主婦として生活していたが、2014年頃からアナウンサーの活動を再開した。現在は朗読教室やアナウンススクールの講師を務めている。
構成/山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ〜テレ)、『アップ!』(同)、『バイキングMORE』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2021年12月9日号