スポーツ

朝倉未来「弱い者いじめ」批判から一転、称賛を集めたリスク対応力

朝倉未来のYouTubeチャンネル登録者数は200万人を超える(同YouTubeより)

朝倉未来のYouTubeチャンネル登録者数は200万人を超える(同YouTubeより)

 格闘家として「RIZIN」で活躍し、トップYouTuberとしても人気を博している朝倉未来。11月20日にABEMAで放映された「朝倉未来にストリートファイトで勝ったら1000万円」企画も大きな話題を呼んだ。

 朝倉のルーツでもある“ストリートファイト”を舞台に、ABEMAが用意した特設会場で衣服着用のままで対戦する「喧嘩ルール」のもと、3人の対戦相手と闘った今回の企画。応募があった全国の喧嘩自慢のなかから、“会津の喧嘩屋”こと久保田覚氏、後藤真希の弟で元アイドルでもある後藤祐樹、Bigbangウエルター級現役王者のモハン・ドラゴン、そして元KAT-TUNの田中聖の4名が対戦相手として選出された。

 当日は練習中に負ったケガを理由に田中聖のみ欠場となったが、残る3名を次々と瞬殺していく朝倉の姿を見て、その強さに称賛の声が上がった一方で、一部からは「素人相手に弱い者いじめをしている」などとの批判も寄せられ、ネット上では大きな議論が巻き起こった。

 その後、朝倉は自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿し、「結局は弱い者いじめをしているような映りになってしまった」と反省の弁を述べ、対戦相手とのコラボ動画なども公開、そうした対応により、逆に株を上げる結果にもつながっているようだ。YouTubeファンたちの生の声を聞いてみよう。

 格闘技経験があり、RIZINにも足を運ぶという男性・Aさん(30代/会社員)は、朝倉選手の対応についてこう語る。

「もともと格闘技が好きで今回のストリートファイト企画もPPV(ペイパービュー)で視聴しました。この企画はそもそも安全面に考慮して行われたものですから、僕個人としては炎上する理由はないと考えています。ただ未来さんのすごいところは、批判が寄せられてすぐに反省動画をアップし、企画に対する考えを改めたと表明した対応の早さです。自分を常に客観視できる人ですが、このスピード感には社会人として、リスク管理の面でも学ぶところが大きいです」(Aさん)

 小学生時代から元・モーニング娘。の後藤真希さんのファンだという女性・Bさん(30代/中学校教師)は、次のように話す。

「朝倉未来選手についてはそれほど詳しくなかったのですが、ユウキくん(後藤祐樹)が出ると知って、PPVを購入して観ました。ごっちん(後藤真希)のファンだったので、EE JUMP時代からユウキくんのことも応援してきました。今回の企画はユウキくんが自ら応募した企画だったので、不安というよりも、エンタメとして楽しもうという気持ちで見ていましたね。

 試合後に感動したのは、朝倉さんが、ケガを負ったユウキくんの奥様にドラム式の洗濯機をプレゼントしたことです。奥様が涙を流して喜んでいたのを見て、ユウキくんが新しい人生を歩んでいることが伝わってきて安心しました。そして、『1000万円を獲得したら、首に入った鯉のタトゥーを除去したい。それが母親との約束だった』と語ったユウキくんの願いを叶え、朝倉選手が医療機関での無料のタトゥー除去をプレゼントした動画も良かったですね。過去にはこの刺青が元で批判されたことも多かったですから。

 ユウキくんのYouTubeチャンネル『おっととっとちゃんねる。』は、今回の朝倉さんとのコラボによりチャンネル登録者数が2万7000人から約7万人にまで急増しています。結果的にユウキくんにとってもプラスになったと思います」(Bさん)

関連キーワード

関連記事

トピックス

2023年7月から『スシロー』のCMに出演していた笑福亭鶴瓶
《スシローCMから消えた笑福亭鶴瓶》「広告契約は6月末で満了」中居正広氏の「BBQパーティー」余波で受けた“屈辱の広告写真削除”から5カ月、激怒の契約更新拒否
NEWSポストセブン
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(HP/Xより)
《学歴詐称疑惑の田久保眞紀・伊東市長》東洋大卒記者が卒業証明書を取ってみると…「ものの30分で受け取れた」「代理人でも申請可能」
NEWSポストセブン
オンカジ問題に揺れるフジ(時事通信)。右は鈴木善貴容疑者のSNSより
《フジテレビに蔓延するオンカジ問題》「死ぬ、というかもう死んでる」1億円以上をベットした敏腕プロデューサー逮捕で関係する局員らが戦々恐々 「SNS全削除」の社員も
NEWSポストセブン
キャンパスライフを楽しむ悠仁さま(時事通信フォト)
《新歓では「ほうれん草ゲーム」にノリノリ》悠仁さま“サークル掛け持ち”のキャンパスライフ サークル側は「悠仁さま抜きのLINEグループ」などで配慮
週刊ポスト
70歳の誕生日を迎えた明石家さんま
《一時は「声が出てない」「聞き取れない」》明石家さんま、70歳の誕生日に3時間特番が放送 “限界説”はどこへ?今なお求められる背景
NEWSポストセブン
一家の大黒柱として弟2人を支えてきた横山裕
「3人そろって隠れ家寿司屋に…」SUPER EIGHT・横山裕、取材班が目撃した“兄弟愛” と“一家の大黒柱”エピソード「弟の大学費用も全部出した」
NEWSポストセブン
イスラエルとイランの紛争には最新兵器も(写真=AP/AFLO)
イスラエルとの紛争で注目されるイランのドローン技術 これまでの軍事の常識が通用しない“ゲームチェンジャー”と言われる航空機タイプの無人機も
週刊ポスト
ノーヘルで自転車を立ち漕ぎする悠仁さま
《立ち漕ぎで疾走》キャンパスで悠仁さまが“ノーヘル自転車運転” 目撃者は「すぐ後ろからSPたちが自転車で追いかける姿が新鮮でした」
週刊ポスト
無期限の活動休止を発表した国分太一
「こんなロケ弁なんて食べられない」『男子ごはん』出演の国分太一、現場スタッフに伝えた“プロ意識”…若手はヒソヒソ声で「今日の太一さんの機嫌はどう?」
NEWSポストセブン
9月に成年式を控える悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《模擬店では「ベビー核テラ」を販売》「悠仁さまを話題作りの道具にしてはいけない!」筑波大の学園祭で巻き起こった“議論”と“ご学友たちの思いやり”
NEWSポストセブン
1993年、第19代クラリオンガールを務めた立河宜子さん
《芸能界を離れて24年ぶりのインタビュー》人気番組『ワンダフル』MCの元タレント立河宜子が明かした現在の仕事、離婚を経て「1日を楽しんで生きていこう」4度の手術を乗り越えた“人生の分岐点”
NEWSポストセブン
元KAT-TUNの亀梨和也との関係でも注目される田中みな実
《亀梨和也との交際の行方は…》田中みな実(38)が美脚パンツスタイルで“高級スーパー爆買い”の昼下がり 「紙袋3袋の食材」は誰と?
NEWSポストセブン