一度は視聴者に見切られたとも言える企画を、この先、続けるためのポイントは何か。

「テレ東の土曜スペシャルの旅番組枠は人気がありますし、今回のように1時間半なら視聴者も見やすいのでは。最近、太川陽介さんが出演している『バスvs鉄道乗り継ぎ対決旅』『路線バスで陣取り合戦』『路線バスで鬼ごっこ』は3時間半放送しており、ずっと見続けるには辛いという人もいるでしょうから。

 ただ、最近の同番組には昨今の売れっ子が出ていて、出演陣が豪華になっている。往年の『バス旅』ファンからすれば、今の人気者が出ることに違和感もあるかもしれない。太川さんと蛭子さんの『バス旅』は最近あまりテレビで見ないと感じる女優やタレントを“マドンナ”として迎え、キャスティングで数字を取ろうとしない姿勢に魅力も詰まっていましたから」(前出・岡野氏)

 今回の『鉄道寄り道旅』の“マドンナ”である浅野ゆう子は“トレンディードラマ”の代表的な女優で『NHK紅白歌合戦』の紅組司会を務めたこともある大物だが、往時の『バス旅』のような緊張感もあったという。

「電車の発車まで時間がない中で浅野さんがお土産のみかんを大量に買って、松陰寺さんが急かす場面もあった。浅野さんの選んだ場所が“名所”ではなく、ぺこぱの2人が責めた時もあった。見ている側がハラハラする緊張感は、絶好調時の太川・蛭子コンビの『バス旅』を少し思い起こさせました。化学反応の起こるマドンナを呼べるかどうかで、ぺこぱの『ローカル鉄道寄り道旅』は太川・蛭子コンビに代わるテレ東の看板旅番組になる可能性があると思います」(前出・岡野氏)

 第2弾にも期待したい。

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