ライフ

江原啓之氏 相続争いを防ぐポイントは「愛しているのは自分か子供か」

お墓について相談を受けることもあるという江原啓之さん

お墓について相談を受けることもあるという江原啓之さん

「死後の世界への旅仕度」を解説した最新著『あの世の歩き方』がベストセラーになっているスピリチュアリストの江原啓之氏。人が亡くなった時に生じる「相続」はしばしばトラブルの種となるが、これを未然に防ぐにはどうすればいいのか? 江原氏が『週刊ポスト』誌上で語った。【全3回の第3回】

 * * *
 この世じまいで、最もトラブルが起こりやすいのが「相続」です。

 なかでもよく見られるのが、親が「良かれ」と思って子供にお金や家、財産を遺してトラブルになるケースです。

「弟はえこひいきされていた」「結婚式の費用はお姉ちゃんのほうが多かった」など、親の「良かれ」は子供たちの争いのもとになります。

 そうした争いを防ぐためには、相続も事前にどうするのか決めて子供たちに伝えること。

 その際ポイントとなるのが、「自分を愛しているか」、「子供を愛しているか」です。

 もし、自分を愛しているのであれば、いっそのこと「お前たちには何も遺さないよ」と伝える。子供に遺すにしても、「自分が死んだらこういうふうに相続してもらいます。家は誰それに渡します。あとはあてにしてもムダだよ」とはっきり言うことが大事です。

 いくら子供とはいえ、自分の稼ぎではないお金をもらえば、あぶく銭をあてにすることを覚えるだけです。基本的にこの世の人に遺していいのは「思い出」だけなのです。

「エンディングノート」は必ず書く

 墓、葬式、相続などのトラブルを避けるために欠かせないのが、エンディングノートを書いておくことです。

「死んだ時のことを書くなんて縁起でもない」と拒否する方もいますが、エンディングノートは妻や子供など、残される人たちを愛していることの証明書です。だからなるべく残される人々が迷ったり困ったりしないよう、実現可能な内容を具体的に記しましょう。

 今この記事を読んだ瞬間からエンディングノートを書くべきなのです。

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』の打ち上げに参加したベッキー
《ザックリ背面ジッパーつきドレス着用》ベッキー、大河ドラマの打ち上げに際立つ服装で参加して関係者と話し込む「充実した日々」
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
雅子さまが三重県をご訪問(共同通信社)
《お洒落とは》フェラガモ歴30年の雅子さま、三重県ご訪問でお持ちの愛用バッグに込められた“美学” 愛子さまにも受け継がれる「サステナブルの心」
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
一般女性との不倫が報じられた中村芝翫
《芝翫と愛人の半同棲にモヤモヤ》中村橋之助、婚約発表のウラで周囲に相談していた「父の不倫状況」…関係者が明かした「現在」とは
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《噂のパートナーNiki》この1年で変化していた山本由伸との“関係性”「今年は球場で彼女の姿を見なかった」プライバシー警戒を強めるきっかけになった出来事
NEWSポストセブン
マレーシアのマルチタレント「Namewee(ネームウィー)」(時事通信フォト)
人気ラッパー・ネームウィーが“ナースの女神”殺人事件関与疑惑で当局が拘束、過去には日本人セクシー女優との過激MVも制作《エクスタシー所持で逮捕も》
NEWSポストセブン
デコピンを抱えて試合を観戦する真美子さん(時事通信フォト)
《真美子さんが“晴れ舞台”に選んだハイブラワンピ》大谷翔平、MVP受賞を見届けた“TPOわきまえファッション”【デコピンコーデが話題】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組・司忍組長2月引退》“竹内七代目”誕生の分岐点は「司組長の誕生日」か 抗争終結宣言後も飛び交う「情報戦」 
NEWSポストセブン
活動を再開する河下楽
《独占告白》元関西ジュニア・河下楽、アルバイト掛け持ち生活のなか活動再開へ…退所きっかけとなった騒動については「本当に申し訳ないです」
NEWSポストセブン
ハワイ別荘の裁判が長期化している
《MVP受賞のウラで》大谷翔平、ハワイ別荘泥沼訴訟は長期化か…“真美子さんの誕生日直前に審問”が決定、大谷側は「カウンター訴訟」可能性を明記
NEWSポストセブン
11月1日、学習院大学の学園祭に足を運ばれた愛子さま(時事通信フォト)
《ひっきりなしにイケメンたちが》愛子さま、スマホとパンフを手にテンション爆アゲ…母校の学祭で“メンズアイドル”のパフォーマンスをご観覧
NEWSポストセブン