有識者会議の座長である清家篤氏が2案について「どちらかではなく、どちらもということではないかと理解している」と述べたことで、宮内庁担当記者の間ではこんな案まで取り沙汰されているという。
「もし両案が採用され、女性皇族が【2】で皇族復帰した男系男子と結婚すれば、身分の違いが生まれるという問題は解消されます。1908年には、恒久王が明治天皇の皇女であった常宮昌子内親王と皇族同士で結婚した事例もありました。
さらに今は小室さん夫妻の問題で、宮内庁は女性皇族の結婚相手選びに悩んでいる状態です。その相手が皇族であれば今回のような皇室への批判も避けることができます。宮内庁からすれば抱える問題を一掃できる案ですが、事実上女性皇族の婚姻の自由を奪うことになり、世間の理解を得るのは難しいでしょう」(別の宮内庁担当記者)
皇室の未来は岐路に立たされている。
※週刊ポスト2021年12月24日号