●お題:かき氷を持ってひと言。「そうなんだ」と言うので、さらにひと言(8月15日放送)
「かき氷食べながら宿題やるといいよ。(そうなんだ)よーくとけるから」
●お題:歴史上の人物になって、どんな失敗をしたのかを言ってください。「そうだったんだ」と言うのでひと言(9月12日放送)
「私、幕府を作った家康なんですが、クイズを出すのを失敗しました。(そうだったんだ)解く側(徳川)だったんです」
●お題:笑点ピッタリ5文字。手元のフィリップに「驚く大病院」を5文字で書いてください(11月14日放送)
「オペ9割引」
●お題:古今東西名言小噺。まず誰の名言かを言って、その人の名言で小噺を作ってください(11月28日放送)
「ゲーテの名言で小噺。何だこの駅、こだましか停まんないのかよ。もっと光を」
大喜利の中で三平さんは、常に「はい!」と元気に声を出して手をまっすぐに伸ばし、ほかの人の回答にも笑顔や嘆き顔できちんと反応しています。ただ、答えを披露する回数は、ほかのメンバーよりも少なめでした。出題された直後にトップバッターで答える重責を担うことも、ほとんどありません(オンエアを確認した限りでは2021年を通してわずか1回)。本人としても、もどかしい気持ちはあったでしょう。
この「名回答10選」も、ほかのメンバーの回答と比較してどうこう言う必要はまったくありません。どのチームにもどんな組織にも「三平さん」がいるし、誰しもどこかの場所では「三平さん」になります。私たちは大喜利でもがいている三平さんを見て、たくさんのことを感じ、たくさんのことを教わり、たくさんの勇気を授かりました。
先週19日の大喜利が終わった時点で、三平さんの座布団は8枚。最後の最後で初の10枚を達成できるでしょうか。達成したら有終の美を飾ることになるし、達成できなかったとしてもそれはそれで美しい幕切れです。ラスト大喜利での雄姿をしっかり目に焼き付けつつ、三平さんの新たな門出を祝福しましょう。