菅田(菅生)家の面々
小松菜奈との結婚は「発表までが大変でした」
好身:どんな大人に対しても、自然と会話や質問ができるようになりましたよね。いまでも長男はタクシーに乗ると運転手さんに話しかけるんです。東京はあまりないかもしれないけど、「今日は寒いですね」とか「景気はどうですか」とか当たり前に感じたことをフッと聞いている。
新:うちは家の中でずーっとしゃべっていたからね(笑)。しかもプラスの話題がほとんど。うちは会話の8割は何かリスペクトのことだから。褒めることばっかりだね。
好身:息子3人が家を出たいまでも、家族LINEでしょっちゅうやりとりをしています。長男は自分が出演するしないにかかわらず、いろんな映画を薦めてくれたりね。「Netflixの『イカゲーム』が面白いよ」とか、「それ見た見た!」とか。離れて生活してますけど、意外と離れているって感覚はありません。長男と会うのは年間数えるくらいですけど、隔たりはまったく感じない。
新:家族LINEで長男が『キネマの神様』(2021年8月公開)でご一緒した山田洋次監督とのツーショットの写真を送ってくれたりね。今まで自分が経験したことがない撮影の仕方で、その現場現場で一つ一つ丁寧に撮影していて、すごく勉強になったと言っていました。長男はいま少し精神的にも余裕があるんだろうね。結婚もしたしね。
好身:あまりお相手の話はできないけど、仲良くやっていて安心して見ていられます。結婚に関しては発表までが大変でした(苦笑)。
新:あちらのご家族のこともありますから。発表するまでは「絶対にバレてはいけない」と、もう大石内蔵助の気分でした(笑)。2人で婚姻届を出しに行って、それから発表するまで10日くらいバレなかったから、本当に良かったです。仕事面でもお互いリスペクトしているのが伝わってくる。長男はなかなか他の役者さんの演技に言及しないタイプだけど、小松菜奈ちゃんの演技力には学ぶところがあるようです。下の子たちとも仲良くしてもらって、いまでは本当のきょうだいのようになっています。
好身:本当にそう。この家族の絆があれば、どんな困難も乗り越えられると信じています。