「24とかだったかな、そのぐらいのときに、父親の薬物の逮捕のことがあって。人生がそこですごく変わったのね」
この発言は、Netflixで配信されている『ラブ・イズ・ブラインド JAPAN』というリアリティー番組のワンシーンだ。2020年にアメリカで生まれ、出演者同士が恋愛をし、結婚を目指すという“婚活番組”だ。2021年に放送されたブラジル版も大ヒットし、2月8日に待望の日本版が配信された。
注目されているのは、番組独自のマッチング方法。男女がそれぞれ個室に入り、壁越しに声だけのデートを重ねる。その後、プロポーズを経て初めて対面し、同棲生活を送りながら、結婚の話し合いを進めるのだ。日本版では運命の相手を求めて、24名の男女が参加している。
なかでも注目を集めているのが、冒頭の女性だ。同棲生活を送る中で、パートナー候補の男性に衝撃の告白をし、視聴者を驚かせたのだ。彼女の名前は宮崎薫(32才)。父親の名前は伏せられているが、元CHAGE and ASKAのASKA(64才)の長女である。
「高校時代からライブハウスなどで音楽活動を始め、大学卒業後にシンガーソングライターとしてデビューしました。30代に入って将来について考えるようになり、自ら番組のオーディションに応募したそうです」(音楽関係者)
冒頭で触れた通り、彼女の生活が激変したのは2014年5月のことだった。ASKAは覚せい剤取締法違反(所持)で逮捕され、懲役3年、執行猶予4年の処分を受けた。事件の影響は、歌手活動を始めていた宮崎にも降りかかり、レコード会社との契約が切れ、両親は離婚して家族は離散状態になるなど、人生のドン底を味わったという。