歩道橋で地震が起きた時は姿勢を低くして手すりに掴まる
歩道橋を渡っているときに…
「横断歩道橋は頑丈に造られているため構造物そのものが崩落する可能性は低い。ですから慌てて下りようとはしませんが、強い揺れで自分自身が振り落とされたり転倒したりしないよう、姿勢を低くして手すりなどにつかまります。そして、揺れが収まってから移動します。下りるときなども余震に備えて、手すりなどにつかまりつつ、慎重に行動しますね」(和田さん)
オフィスで仕事中に…
免震構造の建物でも、高層階ほど激しく揺れる。新しいビルなら割れにくいガラスを使っているケースが多いため、気をつけるべきは窓付近よりキャスター付きのコピー機やキャビネットなどの転倒・落下だ。
「私なら、身動きが取れる段階で、廊下やエレベーターホールなど危険物が少ない場所へ移動し、身をかがめます。時間がないなら、家具や落下物を避けて、その場にしゃがみこむか机の下にもぐります」(高荷さん)