聴神経を高める60秒エクササイズ
●声出し笑いエクサ「中耳と連動するのが顔の表情筋。笑顔で聴力改善を」
【1】口角を大きく引き上げ、微笑みの表情に。最初は鏡を見て行なうと、自分がどこまで口角を上げているか分かりやすい。
【2】口角を上げたまま口を大きく開き、10秒間声を出して笑う。特別楽しいことがなくても、笑顔のクセをつければ耳も快適に。【1】~【2】×5回、1日2セット。
声出し笑いエクサ
●耳すましエクサ「音の方向感覚をコントロールする脳幹を活性化」
朝1分間、目を閉じて耳をすます。静かな場所でも、意外と様々な音が聞こえるもの。耳をすます動きは、自律神経を整えてくれる。さらに、もし人の声や車の音が聞こえたら、どの方向へ進んでいるのかまで聞き分けよう。聴神経が交わる脳幹が鍛えられ、耳鳴りが気にならなくなる。
耳すましエクサ
●耳マッサージ「耳周辺の血流を促し、耳鳴りで疲れた耳を癒そう」
・耳介マッサージ「血行を促し自律神経を整える」
耳裏に親指、表に人差し指を置いて挟み、少し痛いなと感じるくらいまで耳全体を隅々まで丁寧にもみあげていく。1日×1分。
・聴宮のツボ押し「耳鳴りのほか耳の不調にはこのツボを」
あご関節の端に位置するツボ「聴宮」(口を開けたとき、かすかにくぼむ位置)を、人差し指で押す。強さは心地よく感じる程度で。1日×1分。
耳マッサージ
取材・文/山本真紀
※週刊ポスト2022年4月22日号