國保から先発投手を告げられていた新沼は「頑張るしかないやろ」と言うことしかできなかった。
「朗希が投げないことは、選手たちも納得していた。一方で、チームとして花巻東に勝ちに行く姿勢は、監督の采配からは感じられなかった」
仲間と共有した夢よりも、自身の将来が優先され、甲子園の道が絶たれた。その十字架を背負って佐々木はプロに旅立った。
「まさにその通り。ですから、今回の完全試合によって、溜飲が下がったのではないでしょうか」
(後編につづく)
※週刊ポスト2022年4月29日号
國保から先発投手を告げられていた新沼は「頑張るしかないやろ」と言うことしかできなかった。
「朗希が投げないことは、選手たちも納得していた。一方で、チームとして花巻東に勝ちに行く姿勢は、監督の采配からは感じられなかった」
仲間と共有した夢よりも、自身の将来が優先され、甲子園の道が絶たれた。その十字架を背負って佐々木はプロに旅立った。
「まさにその通り。ですから、今回の完全試合によって、溜飲が下がったのではないでしょうか」
(後編につづく)
※週刊ポスト2022年4月29日号