ライフ

元JRA騎手の妻が優勝「ミセス・インターナショナル2022」の舞台裏

「ミセス・インターナショナル2022」の受賞者たち(中央の白いドレスが高橋さん)

「ミセス・インターナショナル2022」の受賞者たち(写真/高橋定敬)

 ミスコンと聞くと「先天的な外見の良さを競うもの」という印象を持つかもしれない。しかし、4月30日に開催された「ミセス・インターナショナル2022」は文字通り既婚女性のためのコンテストで、評価基準は“信条”や“社会貢献”への熱い思いを競うコンテストだ。主催は「一般社団法人国際女性支援協会」で、代表理事は前防衛副大臣兼内閣府副大臣の中山泰秀氏が務めており、今年で6回目の開催となった。

 ミセス・インターナショナルは21~56歳の既婚女性が参加し、同時に開催される年代別のミズ・ファビュラスには20代から60代以上の部門やシングルマザー部門が設けられており、過去には最高年齢73歳の女性が参加したこともある。今回のミセス・インターナショナルとミズ・ファビュラスに参加したファイナリストの計44人も、21歳から67歳と幅広い年齢層。現役の僧侶から元タイ日本大使館の一等書記官の妻などその経歴も多様だ。

 そんななかから栄えある「ミセス・インターナショナル2022」グランプリ(日本代表)に輝いたのは、JRAに所属する元騎手(現在は調教師)の妻で普段は専業主婦をしているという高橋紘子さん(45)だった。高橋さんが大会に参加した理由を語る。

「夫が騎手を引退し猛勉強の末に調教師になりました。これまでは夫や義父母を支える生活でしたが、何歳になっても努力する夫の姿を触発されて、『私も何か頑張りたい』と思ったことがミセス・インターナショナルへの参加のきっかけです。もともと『心身共に健康で輝いて生きる女性が増える社会作りに貢献したい』と考えていて、この大会がそれに近い理念を持っていたことにも背中を押されました」

 同大会ではほかに、今年4月に開院した美容皮膚科の院長に就任したばかりで3児の母でもある中野陽子さん(39)が「ミセス・インターナショナル2022」パン・パシフィック代表に。実母をがんで看取り、自らも乳がんを克服した経験を持つ丹治泰子さん(54)は「アジア・オセアニア日本代表」に決まった。

会場には意外な「有名人」の姿も

 さらにこの大会の会場には意外な観客が2人訪れていた。

関連記事

トピックス

ドジャース入団時、真美子さんのために“結んだ特別な契約”
《スイートルームで愛娘と…》なぜ真美子さんは夫人会メンバーと一緒に観戦しないの? 大谷翔平がドジャース入団時に結んでいた“特別な契約”
NEWSポストセブン
山上徹也被告の公判に妹が出廷
「お兄ちゃんが守ってやる」山上徹也被告が“信頼する妹”に送っていたメールの内容…兄妹間で共有していた“家庭への怒り”【妹は今日出廷】
NEWSポストセブン
靖国神社の春と秋の例大祭、8月15日の終戦の日にはほぼ欠かさず参拝してきた高市早苗・首相(時事通信フォト)
高市早苗・首相「靖国神社電撃参拝プラン」が浮上、“Xデー”は安倍元首相が12年前の在任中に参拝した12月26日か 外交的にも政治日程上も制約が少なくなるタイミング
週刊ポスト
相撲協会の公式カレンダー
《大相撲「番付崩壊時代のカレンダー」はつらいよ》2025年は1月に引退の照ノ富士が4月まで連続登場の“困った事態”に 来年は大の里・豊昇龍の2横綱体制で安泰か 表紙や売り場の置き位置にも変化が
NEWSポストセブン
三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
《季節感あふれるアレンジ術》雅子さまの“秋の装い”、トレンドと歴史が組み合わさったブラウンコーデがすごい理由「スカーフ1枚で見違えるスタイル」【専門家が解説】
NEWSポストセブン
俳優の仲代達矢さん
【追悼】仲代達矢さんが明かしていた“最大のライバル”の存在 「人の10倍努力」して演劇に人生を捧げた名優の肉声
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン