三重県を訪問された天皇皇后両陛下(2025年11月8日、撮影/JMPA)
11月に入り、一段と冷え込む日が増えるなか、皇后雅子さまの“秋の装い”にも注目が集まっている。天皇皇后両陛下は8日、9日と「第44回全国豊かな海づくり大会」への出席などのため、三重県を訪問された。
初日、現地に降り立った際には、秋らしい“ブラウン”のパンツスーツを着こなされていた。ダブルブレスト(フロントボタンが縦に2列並んだデザイン)のジャケットにストレートパンツの装い。パンツルックをよくお召しになる雅子さまだが、この日は胸元のスカーフが秋本番ならではのワンポイントアクセントになっていたようだ。ファッション編集者の軍地彩弓氏が解説する。
「今回のコーディネートは、2024年10月に岐阜県をご訪問されたときとほぼ一緒のコーディネートです。違いは、胸元のスカーフです。少し肌寒い日だったこともあり、1枚ふんわりとスカーフをプラスされていました。
それも秋らしい、ブラウンと真紅の深い色使いのものを選んでいらっしゃいます。スカーフによって、全身ブラウンのワントーンスタイルが一気に華やかに。雅子さまの笑顔と相まって美しいオーラを放っていました」
前回、2024年10月14日に両陛下が「国民文化祭」の開会式などにご出席のため岐阜県へご訪問された際は、ブラウンのインナーにゴールドのネックレスというシンプルな装い。当時は、まだ東京都で最高気温26度台を記録するなど全国的に夏の暖かさが残っていた。対して今回は20度を下回る肌寒い気候。さりげない防寒の機能と華やかさの演出を同時に行うセレクトだった。
