芸能

上島竜兵さん『竜兵会』行きつけの店が明かす「後輩全員奢り」「残された専用グラス」

有吉とツーショットでのぞんだ映画『上島ジェーン』のイベント

有吉とツーショットでのぞんだ映画『上島ジェーン』のイベント

 お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」の上島竜兵さん(61)が亡くなった。上島さんは1961年生まれ、兵庫県出身。もともと俳優を目指して上京したが、テアトルエコー養成所で寺門ジモン(59)と出会い、お笑い路線に転身。1985年に寺門、肥後克広(59)、南部虎弾(70、後に脱退)とダチョウ倶楽部を結成し、熱々おでんや熱湯風呂などのリアクション芸で人気を博した。

 上島さんは、自他共に認める飲み好きで、お笑い界の一大グループ“竜兵会”の中心メンバーだった。ブレイク前の有吉弘行(47)や土田晃之(49)を目にかけて、現在の活躍ぶりに上島さん自身も「あいつらがこんなに売れるとは」と驚いていた。どん底時代の有吉を支え、10日連続で飲みに行ったこともあったという。

 面倒見は良くとも、上島さんは決して先輩風を吹かせるような人物ではなかった。誰に対しても別け隔てなく接するからこそ、周囲に自然と慕われた。

「大物芸人なのに、後輩にイジられても全く怒ることなくニコニコしている。酔うとノリノリですが、普段はちょっと人見知りな大人しい方でした」(若手芸人)

 後輩芸人から気軽にイジられるようになったきっかけも、実に上島さんらしい。

「昔は当然、後輩たちも上島さん相手に緊張して接していました。ですが、あるとき、酔った上島さんが『俺はこれからどうしたらいいんだ』と飲み会中に泣き出したことがありました。先輩芸人にいろいろ相談するつもりが、まさか逆に半泣きで相談されるとは……。その一件で後輩との距離がぐっと縮まったと聞いています」(テレビ局関係者)

 竜兵会御用達の店のスタッフが、上島さんの人柄を振り返る。東京都中野区にある韓国料理店『オジャンドン』は、上島さん専用のグラスまで置いていた。上島さんは明け方に来店することが多く、店主夫妻とも親しく交流していた。かつてキープしていたボトルには、ダチョウ倶楽部や出川哲朗らのフィギュアが飾られていた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン