芸能

上白石萌音&萌歌を変えたメキシコ移住 現地の陽気なふれあいで性格が一変

メキシコ移住は大きな転機になったという(写真は上白石萌歌/時事通信フォト)

メキシコ移住は大きな転機になったという(写真は上白石萌歌/時事通信フォト)

 最近、引っ張りだこの姉妹、上白石萌音(24)と萌歌(22)だ。今どきのスレた感じがない、真っ直ぐなキャラクターはどのように醸成されたのか。背景を辿ると、厳格な両親の存在が見えてきた。姉妹の知られざるファミリーヒストリーをお送りする。【全4回の2回目。第1回から読む

 * * *
 上白石姉妹は鹿児島県生まれで、両親はともに「教師」だったという。

 中学校の歴史の先生をしている父親はその世界では名の通った人物で、2006年には東京書籍株式会社主催の「教育実践論文」のコンクールで奨励賞を受賞している。母親は元音楽教師で、萌音を出産した後は自宅でピアノ教師を続けているそうだ。

 過去に姉妹でトーク番組に出演した際に、「両親は2人とも厳しい」と口を揃えて語っていた。

 姉妹が4歳と2歳の時、親の言うことを聞かずにふざけていたら、父親に叱られて外に出されてしまい、姉妹で背中や肩を抱き合いながら大泣きしたという。

 こうした環境から、萌音は「両親から正論を言われて、どっちかにすがることができないので、自然に姉妹で助け合い、みたいになった」と幼少期を振り返っている。

 現在は天真爛漫を絵に描いたような2人だが、実は小さい頃は揃って内気な性格だった。2020年に『A-Studio』(TBS系)に出演した際、萌音は「小学2年生の時は保健室登校だった」と明かした。

 そう聞くと、女優として活躍する今の姿は想像できないが、転機になったのが遠隔授業の研究のために現地の日本人学校で働くことになった父親の赴任先である「メキシコへの移住」だった。

 萌音が小学3年、萌歌が1年生の時のことで、日本人が誰もいない南米の地は水が合ったようで、陽気なメキシコ人たちとの生活で性格はすっかり明るくなった。3年後に帰国した際には、周囲から「あなたたち、本当に変わったね!」と随分驚かれたそうだ。

 このように2人の魅力が生み出された背景には両親の存在や海外で過ごした経験が影響している。撮影現場で母親に会ったという俳優・大和田伸也(74)が語る。

「京都の太秦で撮影していましたが、一度だけ萌音ちゃんのお母さんが見に来たことがあるんです。お母さんも控えめで、品があって、それでいて庶民的なとても良い雰囲気の方でした。あぁ、このお母さんにして萌音ちゃんありだなと感じました」

関連記事

トピックス

鮮やかなロイヤルブルーのワンピースで登場された佳子さま(写真/共同通信社)
佳子さま、国スポ閉会式での「クッキリ服」 皇室のドレスコードでは、どう位置づけられるのか? 皇室解説者は「ご自身がお考えになって選ばれたと思います」と分析
週刊ポスト
松田烈被告
「テレビ通話をつなげて…」性的暴行を“実行役”に指示した松田烈被告(27)、元交際相手への卑劣すぎる一連の犯行内容「下水の点検を装って侵入」【初公判】
NEWSポストセブン
Aさんの左手に彫られたタトゥー。
《10歳女児の身体中に刺青が…》「14歳の女子中学生に彫られた」ある児童養護施設で起きた“子供同士のトラブル” 職員は気づかず2ヶ月放置か
NEWSポストセブン
会談に臨む自民党の高市早苗総裁(時事通信フォト)
《高市早苗総裁と参政党の接近》自民党が重視すべきは本当に「岩盤保守層」か? 亡くなった“神奈川のドン”の憂い
NEWSポストセブン
知床半島でヒグマが大量出没(時事通信フォト)
《現地ルポ》知床半島でヒグマを駆除するレンジャーたちが見た「壮絶現場」 市街地各所に大量出没、1年に185頭を処分…「人間の世界がクマに制圧されかけている」
週刊ポスト
連覇を狙う大の里に黄信号か(時事通信フォト)
《大相撲ロンドン公演で大の里がピンチ?》ロンドン巡業の翌場所に東西横綱や若貴&曙が散々な成績になった“34年前の悪夢”「人気力士の疲労は相当なもの」との指摘も
週刊ポスト
お騒がせインフルエンサーのボニー・ブルー(インスタグラムより)
「バスの車体が不自然に揺れ続ける」“タダで行為できます”金髪美女インフルエンサー(26)が乱倫バスツアーにかけた巨額の費用「価値は十分あった」
NEWSポストセブン
イベント出演辞退を連発している米倉涼子。
《長引く捜査》「ネットドラマでさえ扱いに困る」“マトリガサ入れ報道”米倉涼子はこの先どうなる? 元東京地検公安部長が指摘する「宙ぶらりんがずっと続く可能性」
アドヴァ・ラヴィ容疑者(Instagramより)
「性的被害を告発するとの脅しも…」アメリカ美女モデル(27)がマッチングアプリで高齢男性に“ロマンス”装い窃盗、高級住宅街で10件超の被害【LA保安局が異例の投稿】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(時事通信フォト・目撃者提供)
《ラブホ通い詰め問題でも続投》キリッとした目元と蠱惑的な口元…卒アル写真で見えた小川晶市長の“平成の女子高生”時代、同級生が明かす「市長のルーツ」も
NEWSポストセブン
韓国の人気女性ライバー(24)が50代男性のファンから殺害される事件が起きた(Instagramより)
「車に強引に引きずり込んで…」「遺体には多数のアザと首を絞められた痕」韓国・人気女性ライバー(24)殺害、50代男性“VIPファン”による配信30分後の凶行
NEWSポストセブン
本拠地で大活躍を見せた大谷翔平と、妻の真美子さん
《真美子さんと娘が待つスイートルームに直行》大谷翔平が試合後に見せた満面の笑み、アップ中も「スタンドに笑顔で手を振って…」本拠地で見られる“家族の絆”
NEWSポストセブン