ファミリーレストランや牛丼店、ラーメン店でも同様に、サラダや小鉢、トッピングをつけることで、グッとバランスがよくなる。

「自宅で魚を焼くのがめんどうなら、野菜やきのこと一緒にホイル焼きにすると、後片づけもラクで、食材の種類も増やせます。それもめんどうなら、さばの水煮缶でも、しらすやじゃこでも、刺身でもいい。“朝食には卵を食べる”など、簡単なルールを決めるのもおすすめ。“今朝は目玉焼きだったから、明日はスクランブルエッグにしよう”など、献立を決めるのがラクになります」

 もちろん1975年型の食事をまねしてすぐに健康になるわけではない。現在、長寿といわれているのは、1975年当時に40~50代だった人たちだ。都築さんは「生活習慣病にかかりやすくなる年代の頃に、もっとも栄養バランスの整った食事をしていた成果」だと語る。実験では28日間食べ続けたことで、数値に大きな変化が出た。

 人生100年時代を築いてきた“大先輩”にあやかって、健康長寿を手に入れたい。

※女性セブン2022年6月9日号

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